良質なライブ音源をセレクトするシリーズ、トレジャー・アーク!98年の『ピルグリム』(98年)のツアーから、98年9月11日のカナダ、エドモントンでのライヴを収録。大編成のバンドで聴かせる屈指の熱演! (C)RS
JMD(2024/03/28)
良質なライブ音源をセレクトするシリーズ、トレジャー・アーク!
98年の『ピルグリム』(98年)のツアーから、98年9月11日のカナダ、エドモントンでのライヴを収録。大編成のバンドで聴かせる屈指の熱演!
エリック・クラプトンの90年代最後のオリジナル・アルバム『ピルグリム』(98年)のツアーから、98年9月11日のカナダ、アルバータ州エドモントンでのライヴを収録。『ピルグリム』はスタジオ録音のオリジナル曲を収録したアルバムとしては、『ジャーニーマン』(89年)以来9年ぶりという作品だったにも関わらず、打ち込みを多用した質感が硬めのサウンドがファンには不評で、しかし、セールス的には成功を収めたという、なんとも居心地の悪い作品として記憶している人も多いだろう。そんなアルバムの評価に反して、ツアーでのクラプトンは熱演に次ぐ熱演で、非常に充実した内容になっている。ツアーメンバーは、クラプトンにアンディ・フェアウェザー・ロウとアラン・ダービーというトリプル・ギターに、ツイン・キーボード、コーラスも3人という10人編成の大所帯。これだけでもクラプトンの気合いの入りようが伝わってくるようだ。北米を回った1stレッグでのドラムはリッキー・ローソンだったが、秋にスタートした2ndレッグからはスティーヴ・ガッドに交代。このライヴでも、ベースのネイザン・イーストと共に、強力なリズム隊のサウンドが楽しめる。このメンバーでツアーを続け、翌99年の11月には来日している。セットリストは、『ピルグリム』の曲をオープニングから6曲立て続けに演奏。実は、それ以降の誰もが知るヒット曲や名曲よりも、この最初の6曲が熱い。どの曲も演奏時間は長めに、熱のこもったヴォーカルとこれでもかと弾きまくるギターソロは、まさに名演。アルバムではそのサウンドに納得がいかなかった人も、このライヴでの演奏を聴けば納得するのではないだろうか。必聴だ。
発売・販売元 提供資料(2024/03/27)