トランス・ウーマンでシンガーソングライターのジャスミン.4.t。イギリスで最初のサッデスト・ファクトリー(フィービー・ブリジャーズのレーベル)の契約者となった彼女のデビュー・アルバム『ユー・アー・ザ・モーニング』、リリース。 (C)RS
JMD(2024/11/06)
トランス・ウーマンでシンガーソングライターのジャスミン.4.t。イギリスで最初のサッデスト・ファクトリー(フィービー・ブリジャーズのレーベル)の契約者となった彼女のデビュー・アルバム『ユー・アー・ザ・モーニング』、リリース。
毎朝、光はまだ差し込んでいる。トランス・ウーマンでシンガーソングライターのjasmine.4.t.のデビュー・アルバム『You Are The Morning』には、そんな思いが込められている。彼女にとってクィアの人々は、「再出発、美しくて宇宙的な新しい日々」の象徴なのだ。Jasmineがギターを弾くようになったのは、亡き叔父が彼女に楽器を託したことがきっかけだった。「叔父は私たち家族にとってとても身近な存在で、毎日私たちを学校まで迎えに来てくれた。私は自閉症なの。長い間、ギターは私の特別な関心事だった」と彼女は言う。すぐに、彼女はギターの本に載っているヒーローの曲を弾くようになったが、書くことと弾くことは常に手を取り合ってきた。イギリスで最初のSaddest Factory Recordsの契約者となった彼女のアルバムは、Julien Baker、Phoebe Bridgers、Lucy Dacusがプロデュースをおこなった。Jasmineと彼女のバンドはLAに渡り、Sound City Studiosでレコーディングを行った。Jasmineは自分の曲を流動的で常に変化するものと考えているため、レコーディングはその自由で自発的な精神を受け継いだ。『You Are The Morning』の曲作りは、その物語を語るために、暗い出来事から引き出された。一方、友人たちに囲まれてのレコーディングは、光に満ちていた。パフォーマンス、活動、芸術性を通して、jasmine.4.tは新しい夜明けを告げる。
発売・販売元 提供資料(2024/11/05)
イギリスのトランス・ウーマンによるファースト・アルバム。フィービー・ブリジャーズ、ジュリアン・ベイカー、ルーシー・ダカスがプロデュースを務めた本作は、グッド・メロディーが印象的なロック・アルバムだ。ラウドな響きからフォーキーなサウンドまで、多種多様なギターの音色を楽しめる。歌詞も良い。平易な言葉でさまざまな情動を描けるセンスに惹かれた。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.494(2025年1月25日発行号)掲載)