ルージング・ゲーム

＜OLDAY'S DONUT CDシリーズ＞
オールデイズレコードからの新提案!これからのCDはナナジャケで楽しもう!
面置きや額に入れてアートワークを楽しむも良し、すっきりと収納するも良し。アナログ7インチ・シングルサイズにCDや解説書の魅力を詰め込んだファンのコレクト欲をくすぐる懐かしくも新しいパッケージ。第1弾は史上最も影響力を持ったブルース・ギタリストと称されるロニー・ジョンソンの1961年作。

史上最も影響力を持ったブルース・ギタリストと称されるロニー・ジョンソンの1961年に発表した傑作アルバム。ギターと歌だけの親密な世界がVan Gelder録音によるナチュラルな余韻が心地良い。都会派ブルースの名盤。

長きにわたり第一線で輝いたロニー・ジョンソン。そんな彼が1961年に残した『Losing Game』は、人生の円熟味と静けさに満ちた傑作です。PrestigeのBluesvilleシリーズに録音された本作は、歌とギター、そして時に自らのピアノのみという究極にシンプルな編成。録音は名匠ルディ・ヴァン・ゲルダー。自然な響きが、ロニーの声の深みやギターの一音一音を豊かに引き立て、まるで隣に座って歌い語ってくれているような親密さを生み出しています。

選曲は、自作の滋味あふれるブルースに加え、「What a Difference a Day Makes」や「Summertime」といった名曲も。原曲の美しさを尊重しながらも、間の取り方や柔らかなギターのフレーズで、都会派ならではの洗練を香らせています。短編ながら心に残るタイトル曲「Losing Game」、ゆったりとしたテンポで時間を自在に操る「Slow and Easy」、さらにはR&B名匠バディ・ジョンソン作品への静かなオマージュなど、どのトラックも聴くほどに深まる魅力を放ちます。

派手な技巧ではなく、人生を重ねた人だけが奏でられる"語り"の音楽。静けさの中に息づくニュアンスは、ブルースの真価を改めて感じさせてくれます。初めての方は「Summertime」から、深く味わいたい方はリマスター盤もぜひ。長く寄り添いたくなる一枚です。

■面置きも収納もちょうどいい7インチジャケ仕様(ナナジャケ)
■通常のCDプラケースにも収納できる十文字折り解説書付き
解説:オールデイズ編集部