20世紀を代表するウィーンのピアニストによる半世紀以上にわたる全録音を初集大成
84枚組CD+DVDボックス・セット
ウィーン出身の20世紀を代表するピアニスト、フリードリヒ・グルダ(1930-2000)がドイツ・グラモフォン、アマデオ、デッカ、フィリップス、アコールなどのレーベルに残した全録音が初めてまとめて発売されます。84枚組CD+DVDボックス・セット。1947年に、17歳の天才少年としてロンドンのデッカ・スタジオで録音してから、1999年にオーストリアのアッター湖畔にある自身のスタジオで録音したモーツァルトまで、50年以上にわたる録音が収録されています。お気に入りのJ.S.バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンをはじめ、ショパン、シューベルト、シューマン、ドビュッシー、ラヴェル、R.シュトラウス、プロコフィエフ、さらにジャズ録音や自作曲も加わった多彩なレパートリーです。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音が2セット(デッカ盤とアマデオ盤)、ドビュッシーの『前奏曲集』が2種(1950年代と1960年代)収められ、聴き比べることもできます。「自らのヴィジョンに揺るぎない確信を持つ芸術家の仕事」と『グラモフォン』誌に評された名演、クラウディオ・アバド指揮ウィーン・フィルとのモーツァルトのピアノ協奏曲の録音も収録されています。そしてアバドの他、ウルスラ・アンダース、エイドリアン・ボールト、チック・コリア、ピエール・フルニエ、ヒルデ・ギューデン、ロリン・マゼール、ハインリヒ・シフ、ホルスト・シュタインといった名だたる音楽家たちと共演しています。これまで失われていたと考えられていた1947年録音のバッハの『トッカータ』BWV911(CD 51)は初発売、『Opus Anders』(CD 34)、『ザ・マスター:フリードリヒ・グルダ・ソロ』(CD 42)、『グルダ・ジャズ』(CD 43)、『1966年ウィーン国際モダン・ジャズ・コンクール』(CD 50)、CD 48の「メヌエット」「Old World Blues」「Du und i」「ゴロウィンの歌"Wann I geh'"によるパラフレーズ」は初CD化となります。DVDにはグルダを知る映像資料としてきわめて貴重な映像作品『So What?!』の他、コンサート映像やインタビューが収録されています。
グルダの伝記作家Irene SuchyとミュンヘンのジャーナリストReinhard Brembeckによるエッセー、グルダの「ミュンヘン・ピアノの夏」音楽祭のテキスト、多くの貴重な写真が掲載された解説書付き。オリジナル・ジャケット仕様。
「彼はまさに驚異の人です。私は彼が大好きです。私がこれまでに会った人たちの中で最も才能のある一人だと信じています」(マルタ・アルゲリッチ)
ユニバーサル・ミュージック/IMS
発売・販売元 提供資料(2025/10/10)