UK発、スーダン系R&B/ソウル界の新星アーティスト、エルミーン
エルミーンのデビュー・アルバム『sounds for someone』は、全12曲からなる作品で、心の隅々まで触れるきらめくバラードの数々が収録される。
本作は、彼の人生においての父親の存在、そしてその不在がもたらした影響に言及することで、アーティストとしての感情的な転換点を刻む一枚となっている。
本作についてエルミーンは次のように語っている。
「僕は曲はリリースするまでは自分のものだけど、世に出した瞬間に聴く人それぞれのものになると強く信じている。それぞれの人生の中で、どんな形であれ自由に感じ取ってほしいんだ。だからこそ"someone"という言葉は完璧だった。特定の誰かについて歌っているようにも聞こえるけれど、同時に、その"誰か"は聴く人にとっての"誰か"であっていい、という余白を残しているからね。」
発売・販売元 提供資料(2026/01/21)
ドイツ生まれのスーダン系英国人という改まった紹介ももはや不要なほど、既発のシングルやEPで人気を集めるシンガーが満を持して発表した初アルバム。ジェフ・ギッティやゴースト・ノートを中心にノーIDも加わって制作された楽曲は昨年のミックステープの流れを汲み、サンファが手掛けたキャッチーなアップ"Saviour"も含めてUSとUKのR&Bを折衷したような印象だ。オーガニックにアンビエンスを加味したサウンドは瑞々しく、ベイビーフェイスに似た甘く伸びやかな歌唱で内なる感情を発露。ラファエル・サディークとの"Light By The Window"でラファエルと同化するような姿も微笑ましい。
bounce (C)林 剛
タワーレコード(vol.509(2026年4月25日発行号)掲載)