グラミー賞に8度ノミネートの経歴を持つインディー・ロック界の重鎮"Death Cab for Cutie"11作目となるニュー・アルバムが完成!
インディー・ロック界の重鎮であり、グラミー賞に8度ノミネートされている"Death Cab for Cutie"の11枚目となるスタジオ・アルバム『I Built You A Tower』がANTI- Recordsよりリリース!
20年間在籍したAtlantic Recordsを離れ、バンドがインディーとしての原点へ回帰し、ANTI- Recordsと契約。過去の自分自身と向き合い、新しい未来を見つけるための30年にわたる歴史を貫いてきた核心的な精神の再確認を行った。
本作には明確な流れがある。「Pep Talk」で忍び寄る悪い考えから始まり、「Stone Over Water」で「I'm trying to hold it together」と告白し、そして勢いある「Riptides」で、それがうまくいっていないという絶望的な告白が露わになる。『I Built You A Tower』は、あらゆる対処法が崩れていく様子を描きながらも、それでも前へ進むという決意へとたどり着く。そして最後には、その"塔"の意味も変化していく。『I Built You A Tower』は、喪失、感情の隔離、そして悲しみが溢れ出す瞬間の音である。しかし同時に、それは崩れ落ちたあとに訪れる成長の音でもある。痛みを認めながらも、それに人生を壊させないという選択の音でもある。
発売・販売元 提供資料(2026/04/15)
インディーに戻った5人組による通算11作目。前作に続きジョン・コングルトンがプロデュースしており、各音域を分けたアタック感の強い音が、これまで以上に力強い演奏を捉えている。ベン・ギバードの離婚がモチーフになっていると思しき曲が目立つものの、まったく異なる2ヴァージョンを収録した表題曲や、スピッツ"メモリーズ・カスタム"に匹敵する激しさの"Punching The Flowers"、美麗なエレクトロ"Trap Door"など、感傷によって音楽的な冒険心が加速された印象も。人生はままならないけれど、人はときどきの瞬間を謳歌できる。その事実を本作は大きな音で鳴らしているのだ。
bounce (C)田中亮太
タワーレコード(vol.510(2026年5月25日発行号)掲載)