BSXレコード傘下のCitadel Recordsがお届けするのは、伝説的作曲家バーナード・ハーマン(代表作:『サイコ』『めまい』『北北西に進路を取れ』)が手掛けた『幽霊と未亡人(The Ghost and Mrs. Muir)』です。なお、本作の指揮は巨匠エルマー・バーンスタイン(代表作:『荒野の七人』『アラバマ物語』)が務めています。
1947年に公開された『幽霊と未亡人』は、ジョセフ・L・マンキーウィッツが監督、Philip Dunneが脚本を務め、R.A. Dickの小説を原作とした作品です。キャストにはGene Tierney, Rex Harrison, George Sanders, Edna Best, Vanessa Brown, Anna Lee, Robert Coote, Isobel Elsom, Victoria Horne、そしてまだ幼いNatalie Woodら豪華俳優陣が名を連ねています。
物語の舞台は20世紀初頭のイギリス。若い未亡人のLucy Muir(Gene Tierney)は、義理の家族から離れるため、幼い娘を連れて海辺の家に移り住みます。そこでルーシーは、その家にかつての持ち主であるCaptain Daniel Gregg(Rex Harrison)の幽霊が出ることを知ります。ルーシーを怖がらせて追い出そうとする試みが失敗に終わると、グレッグは彼女の味方となり、二人は次第に恋に落ちていき……。
『幽霊と未亡人』は、バーナード・ハーマンにとって7作目の映画音楽であり、20世紀フォックス社から依頼された数多くの作品のうち4作目にあたります。ハーマン自身、この映画のために書き下ろした音楽を「自身の最高傑作」と評していました。
バーナード・ハーマンは、20世紀の映画音楽における最も偉大な作曲家の一人です。彼は、映画界で最も独創的かつ際立ったスコアを生み出した人物とみなされています。映画が求める劇的な要求に合わせ、音楽によって心理的・ドラマチックな緊張感を呼び起こす達人でした。1947年には『悪魔の金(原題:The Devil and Daniel Webster)』の音楽で、生涯唯一となるオスカー(アカデミー賞)を受賞しています。
ハーマンはラジオの世界でも強烈な足跡を残しました。1934年、彼はCBS交響楽団で指揮者および作曲家としてのキャリアをスタートさせ、その後25年間にわたりラジオ界で活躍。1938年には、オーソン・ウェルズがハロウィンの演出として放送し、世間を大騒ぎさせたH・G・ウェルズ原作のラジオドラマ『宇宙戦争』の音楽を担当しました。 (1/2)
発売・販売元 提供資料(2026/05/19)
彼は、アルフレッド・ヒッチコック、オーソン・ウェルズ、マーティン・スコセッシ、ブライアン・デ・パルマといった、ハリウッドで最も名高い映画監督たちとの共同作業で最もよく知られています。完璧主義者と評されたハーマンは、「ほとんどの監督は音楽のことなど何も分かっていない」と信じていたため、監督からの指示を平然と無視することもありました。
彼が手掛けた映画作品には、『市民ケーン』『偉大なるアンバーソン家の人々』『北北西に進路を取れ』『めまい』『SF巨大生物の島』『恐怖の岬』『華氏451』『愛のメモリー』『タクシードライバー』などがあり、さらに『THE TWILIGHT ZONE』や『HAVE GUN, WILL TRAVEL』をはじめとする、数多くのテレビシリーズの音楽も手掛けました。
過去の映画音楽の保存を強く支持していた作曲家のエルマー・バーンスタインは、1974年から1979年にかけて、ある贅沢なこだわりを実現させました。それは、アルフレッド・ニューマンやミクロス・ローザから、アレックス・ノース、バーナード・ハーマンに至るまで、尊敬する同僚たちが手掛けた忘れがたい名スコアの抜粋を再録音(新録)するというものでした。
このコレクションはLPレコード14枚組に及び、それまで未リリースだった多くの映画音楽が収録されました。その中には、ハーマンが手掛けたものの、日の目を見ることがなかった『引き裂かれたカーテン』の幻のスコアの世界初録音も含まれています。のちにこれらの歴史的な音源は、2006年に「Film Score Monthly」レーベルから限定版のCDボックスセットとして発売されましたが、年月が経つにつれて入手が極めて困難なレア盤となっています。
BSXレコード傘下のCitadel Recordsは、作曲家(エルマー・バーンスタイン)の遺族会からのライセンスを受け、これらの貴重な録音を再び市場にお届けできることを誇りに思います。音源はDigital OutlandのJames Nelsonによって新たにリマスタリングされ、Fred Steinerが執筆した当時のオリジナル・ライナーノーツもそのまま収録されています。『幽霊と未亡人』では、バーナード・ハーマンの音楽をエルマー・バーンスタインが指揮し、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団が演奏を務めています。
本作『幽霊と未亡人』のサウンドトラックは限定盤でのリリースとなります。 (2/2)
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