ギターでコードを奏で、ギターでメロディを歌う――
そのシンプルな表現こそが、ギターインストの醍醐味である。
ネオ・ソウル・ギタリストとして国内外で評価を高めるToshiki Soejimaによる最新アルバム『Komorebi』は、その原点に立ち返りながらも、これまでにない広がりを提示する意欲作。
本作の多くの楽曲は、ギターによるコード進行とメロディというシンプルなアイディアから生まれている。そこに世界各地のミュージシャンとのコラボレーションが重なることで、パーソナルでありながら、これまでにないスケール感を持つサウンドへと昇華された。
M-1「Life is Better」は、すでにライブでも定番曲として高い人気を誇る楽曲の待望の音源化。
シンガー Carrie Baxter とプロデューサー edbl を迎えた M-2「Good Thing」は、2024年のEP『Carefree』以降、継続的に音楽制作を共にしてきたedblとの信頼関係の中で生まれた、自然体のコラボレーション。
ソエジマ・サウンドを象徴するような世界観を持つ M-3「Edge」では、海外ツアーでも多くのステージを共にしたドラマー田中航の自宅スタジオ「湘南グルーヴレコーディングスタジオ」にて録音された生ドラムがライブさながらの躍動感を与えている。
edbl と Matt Wilde との共作による M-4「Northern Drift」では、マンチェスター出身のキーボード奏者Matt Wilde のピアノが冴え渡る。
無骨なギターリフと、Mad Keys による幻想的なシンセサイザーが対比を成す M-5「Mirage」は、本作の中でも特にコントラストの効いたサウンドが際立つ一曲。
edbl とトランペッター黒田卓也を迎えた M-6「Resonance」は、異なるフィールドで活躍する2人との強力なコラボレーションにより生まれた、本作のハイライトとも言える一曲。
Instagramをきっかけに出会ったインド・ナガランド出身のシンガーソングライター Temsu Clover を迎えた M-7「Shine」は、1st Album収録の「Bright Sunny Day」を新たな解釈で再構築したボーカル・リミックス。トラックメイクはソエジマバンドのベーシスト吉田ヨシュアが手掛ける。
前作『Kimama Beats』からの流れを汲む韓国人プロデューサー Chill The World との共作 M-8「Somewhere」は、ギターを軸にしたミニマムなアンサンブルが聴きどころ。
ソエジマバンドのキーボーディスト歌野ヨシタカとシンガポールで制作したトラックを基に構築された M-9「Escape」は、本作の中でも実験的なアプローチが際立つ作品。
そしてラストを飾る M-10「Missing」は、「ギターでコードを奏で、ギターでメロディを歌う」という本作のコンセプトを最もシンプルに体現した一曲。ギターのみで構成されたミニマムな響きは、どこか後ろ髪を引かれるような余韻を残し、アルバム全体を優しく締めくくる。
発売・販売元 提供資料(2026/05/18)