特集
構成数 : 1
| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2026年07月15日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | Insense Music Works |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | IMWCD-1867 |
| SKU | 4580278270474 |

※ショッピングカートおよび注文内容の確認画面にてフラゲのお届けになるかご確認ください。
※各種前払い決済をご利用の場合、フラゲは保証しておりません。
※フラゲは配送日時指定なしでご注文いただいた場合に限ります。
読み込み中にエラーが発生しました。
画面をリロードして、再読み込みしてください。

冒頭の「点と線と点」から「夏の日々よ」、「しずまれ」から「浜辺」へと白日夢のような緩めのグルーヴが心地良い。6曲目の肩の力が抜けた洒脱な「ミラーボール」辺りからは、ポップでSOFFetな「サマータイム・ブルース」やスィート・ソウルな「NEW DAY」など、時代に取り残された自分のような年寄りでもついて行ける楽曲が並ぶ。
しかし、東京音楽のアザー・サイドには見えない危険が潜んでいる。それを暗示するかのような楽曲があちこちに配置されていたりする。馴染みのウワノソラや空気公団でさえ、いつもの癒しの旋律を期待していると、よそゆき顔で突き放されてしまう。容赦はない。
それでも、路地裏の湿地を抜けると「街の灯り」や「雨宿らず」といった”ほっと”一息つけるアンビエントなリラクゼーションが待っている。3号線を疾走するタイム・トラベラーのような終盤を含め、総じて、本盤も自分の狭い音楽世界を拡げてくれる1枚となった。
サブタイトルの”グラデーション”は同系色による濃淡の変化をイメージさせるが、同じ様に見えて微妙に異なる物質の混じり合いと融合によって起こる化学変化のようにも思える。
ところで、5月の初め、十数年ぶりに東京を訪れたのだが、地方都市にはないハイヤー・グラウンドな”都会”が吐き出す濃密な空気の海に浸かっていると、馴染みのある音楽でさえ違って聴こえてくるから不思議だ。特に感覚が研ぎ澄まされたわけではなく、神経細胞が”色彩都市”の刺激を受けて過敏になっているせいかもしれない。音楽の奥にある機微な部分に触れたような気がして、言葉にできない高揚感を楽しんでいる自分がいた。危険だ。
さて、本シリーズの勢いはこれからも止まらないだろう。東京という大都会に眠る鉱脈は尽きることはないだろうから。