発売直後から各方面で高い評価を獲得し、多くのファンから「ぜひアナログで聴きたい」と熱望されてきた『EN』。その理由は、この作品が持つ豊かな音楽性にある。ピーター・ゴールウェイが紡ぐ美しいメロディと詩情。佐橋佳幸による繊細かつ芳醇なギター。細野晴臣、小原礼、林立夫、屋敷豪太、Dr.kyOn、山本拓夫らによるしなやかなグルーヴ。そして矢野顕子、大貫妙子、松たか子らが彩る豊かな響き。アメリカン・ミュージックと日本のポップス文化が、これほど自然に、そして幸福な形で出会った作品は極めて稀だろう。今回のアナログ化によって、その魅力はさらに鮮明になる。楽器の質感、演奏の息遣い、音と音の間に漂う空気感までが豊かに再現され、リスナーは『EN』という作品の奥行きをより深く体感することができる。 (C)RS
JMD(2026/06/17)
ピーター・ゴールウェイ & 佐橋佳幸の名盤『EN』が、カラー・ヴァイナル仕様で発売決
定! ティン・パン・アレー系ミュージシャンのセッションから生まれた本作が、待望のアナログLP盤でリリースされます。
本作は、シュガー・ベイブをはじめ、日本のシティ・ポップ黎明期に大きな影響を与えた米ニューヨークのバンド、ザ・フィフス・アヴェニュー・バンドの中心人物ピーター・ゴールウェイと、日本を代表するギタリスト/プロデューサーである佐橋佳幸による作品。異なる時代と場所を生きてきた二人の交流は、長い年月を経て、ようやく一枚のアルバムとして結実した名作です。
アルバム『EN』には、細野晴臣、矢野顕子、大貫妙子をはじめとする、日本音楽界を象徴するアーティストが参加。しかし、本作の特別性は、単なる参加メンバーの豪華さにあるのではありません。音楽的な信頼と必然の積み重ねのなかで、自然とこの作品へ辿り着いた点にこそ、本作の本質があります。
タイトルである『EN』が示す"縁(出会い)"円(つながり)"という言葉は、コンセプトを超え、本作そのものの成り立ちを静かに言い表しています。人と人、時間と時間が重なり合った結果としてしか生まれ得なかった音楽であることが、聴き進めるほどに明らかになっていきます。
アナログ盤LPでは、音の立ち上がりや楽器の質感、演奏の合間に残る沈黙までもが、一続きの流れとして刻まれています。音楽を単に"再生する"のではなく、一定の時間をそのまま"共有する"という体験は、本作において非常に重要な意味を持っています。
今回のアナログ化は、単なるフォーマットの違いではありません。このメンバー、この関係性、このタイミングで生まれた音を、最も誠実なかたちで残すための選択であり、あわせてアートディレクター・田島照久氏によるアートワークを、LPサイズでお楽しみいただくためのものです。
いまこの瞬間にしか存在し得ない音楽的交差点を、確かなかたちで手元に留めていただくための一枚となることでしょう。
参加ミュージシャン: 細野晴臣(ベース)、 小原礼(ベース)、 林立夫(ドラム)、 屋敷豪太(ドラム)、 Dr. kyOn(キーボード)、 山本拓夫(サックス)、 矢野顕子(ピアノ)、 大貫妙子(コーラス)、 松たか子(コーラス)
発売・販売元 提供資料(2026/06/12)
音楽による言葉と時間を超えた友情の在り方についての考察とでもいうべきか。『Tokyo Sessions 1989』に続き、NY音楽界の粋人と日本を代表する名ギタリストを結ぶ縁が織り成す麗しき音模様。日本各地を舞台としたピーターのオリジナル曲を、矢野顕子や細野晴臣、大貫妙子に松たか子といったゆかりある参加者が輪になってグルーヴィーかつリラクシンな音色で包んでいく、そんな胸熱シーンの連続にウルウルしてしまう。薫り高い旋律に酔う"Decidedly Kabuki-cho"など近年のピーター作品のなかでもっとも良曲揃いなことは念を押しておきたい。この素敵な〈EN〉がこの先も続いていきますように。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.497(2025年4月25日発行号)掲載)