『Apples For Isaac』は、Echo & The Bunnymenにとって10年以上ぶりとなる新曲で構成されたスタジオ・アルバムである。長年にわたり世界各地で名曲の数々を演奏してきた彼らが、バンドの本質を改めて見つめ直し、大胆さと繊細さを兼ね備えた作品を完成させた。
BMGからの前作となる2018年の『The Stars, The Oceans & The Moon』では初期の代表曲を再構築したが、本作では完全新作として新たな一歩を踏み出す。オープニング・ナンバー「Take Me By The Hand」が鳴り響く瞬間から、初期作品を彷彿とさせる切迫感とエネルギーはいささかも失われていないことが伝わってくる。
先行シングル「Brussels Is Haunted」は、過去の亡霊をテーマにしながらも、ポスト・パンクの先駆者としてのバンドの誇りと、力強く希望に満ちたコーラスが印象的な一曲。本作全体を象徴する楽曲となっている。
また、本作の収録曲のうち1曲を除くすべてで、Clem Burke(Blondie)が演奏に参加。制作途中に惜しくも逝去した、長年の友人でもあった彼に対し、バンドは次のようなメッセージを捧げている。
「偉大なる伝説のドラマー、Clem Burke。長年Mac(Ian McCulloch)の友人でもあった彼は、このアルバム制作に欠かせない存在でした。そして完成を待たずに旅立ってしまいました……愛しているよ、Clem。」
デジスリーヴ 1CD仕様
発売・販売元 提供資料(2026/07/27)