サード・アルバム。「FINAL DISTANCE」「traveling」「光」「SAKURAドロップス」のシングル・ナンバー4曲を収録。ソング・ライターとして成長した作品と、さらにシンガーとして深い人間性を表現した新しく進化したヒカル・ワールドを提示している。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
実力も人気も衰える事を知らない天才アーティストの3rdアルバム。大ヒット・シングル“Traveling”、“光”、“SAKURAドロップス”など収録曲もバラエティー豊か。改めて彼女の持つ天性の声、サウンド、詞、全てに圧倒されます。
タワーレコード(2009/04/08)
ファンタジーはポップのもっとも魅力的な要素のひとつだから排除されてはならないけど、ファンタジーだけに終始するものと、ファンタジーの先にある聴き手おのおのの延長(生きてる!)をも示すことのできるものとではやっぱし、ずいぶんな違いがある。現代のポップ・スター、宇多田ヒカルは、聴き手に対等の関係を求め、だから支持を得る。その歌は共有されるが、聴き手は拮抗する、だから聴き手は自分をアイデンティファイできる。表題曲は〈DEEP RIVER〉。感動的だといって陳腐なら、言葉がない。この音を読み、泳ぎ、踊ったなら! この声の、かけがえのなさったら……! “traveling”“SAKURAドロップス”。さらに、R&B風な“A.S.A.P.”、ロックンロールする“嘘みたいなI Love You”。プロダクションも柔軟に、歌を遊ばせる。そうさ! ポップの聴き手(そう、消費者。でもね!)に、本当は〈ユーザー〉なんかいない。
bounce (C)村松タカヒロ
タワーレコード(2002年6月号掲載 (P87))