結成10周年(2002年当時)のUKロック・バンド、オアシスの通算5枚目のアルバム。ジュード・ロウ主演映画『London Dogs』主題歌「フォース・オブ・ネイチャー」、先行シングル「ヒドゥン・タイムス」「ストップ・クライング・ユア・ハート・アウト」他、全12曲を収録。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
「ん?このアニキが歌っている数が多い?んなこたぁー、どうだっていいんだぜ!!こんなスゲェ~もん作っちまったら、もう誰もオレたちに勝ち目はねぇーぜ!!!U2ともストーンズとも違う別次元までオレらは登りつめちまったな。このアルバムだけは買っとけ!!なんてたって、このオレ様が言ってるんだからな!!!!!」リアム談(想像)。一度聞いたら頭から離れない1stシングル(1)、リアムのガニ股が目に浮かぶR&Rナンバー(3)、イギリスの晴れた空が見えてきそうな(8)。リアムの才能もそれぞれが良い意味で刺激し合っている。そんな作品が良くない訳がない!!!OASISの新たな伝説が、このアルバムから始まる。 (C)DaKaRa
タワーレコード(2002/10/09)
デビューから8年。がむしゃらなロックンロールをかき鳴らしながら、スキャンダルや、バンド内確執に揺れていたあのころのオアシスはまだ〈蒼い〉存在だった。しかし、さまざまな経験がノエルとリアムを良い意味で自然に大人にした。新メンバーとなったゲム・アーチャー、アンディ・ベルという〈外部からの視線〉もバンドの成長にひと役買ったに違いない。彼らに信頼を寄せて、今回のノエルの曲提供は6曲のみで、リアム、ゲム、アンディのソングライティングに身を任せている。参加したアーティストのセンスがバランス良くブツかりあってバンド・サウンドというケミストリーが生まれる、これこそノエルの理想のバンド像じゃないだろうか。自身の成長、そしてバンドの成長。手を伸ばせばいつだってロックンロールはそこにあった。そして新たな景色をオアシスは見せてくれたのだ。あの黄金のメロディーとともに。
bounce (C)米田貴弘
タワーレコード(2002年6月号掲載 (P88))