1970年発売の名盤ピックアップ（邦楽編）

1970年発売 オススメの名盤をピックアップ

遠藤賢司『niyago』

"不滅の男"のデビュー・アルバム。激情と静謐の宇宙的落差がまさにエンケンだ。70年度ニューミュージック・マガジン誌日本のロック賞第2位に輝いた不滅の名盤。(C)RS
［1970年4月8日発売］

岡林信康『見るまえに跳べ』

フォークの神様、岡林信康レコード・デビュー45周年(2013年時)企画第1弾として、URC時代の作品13タイトルがリリース。本作は、はっぴいえんどをバックに従え、ロック志向を全面に押し出したセカンド・アルバム。当時のコンサート会場で大合唱となった「今日をこえて」「私たちの望むものは」収録。ディレクターはジャックスの早川義夫。 (C)RS
［1970年6月23日発売］

ムッシュかまやつ『ムッシュー～かまやつひろしの世界』

ムッシュかまやつがザ・スパイダース在籍中に制作したセカンド・ソロ・アルバム。かまやつ一人が作・編曲から全楽器までのすべてをこなすという、多重録音を駆使した画期的なワンマン・レコーディング作品。スパイダース時代のリメイクや福沢エミをフィーチャーした楽曲、なかにし礼&安井かずみのボッサ名曲「二十才の頃」、さらに前回のCD化ではカットされた萩原健一作詞「豚ごろしの歌」も収録。レイジーでアンニュイ、そしてサイケデリックな名盤が完全盤でCD化。(C)RS
［1970年2月25日発売］

はっぴいえんど『はっぴいえんど』

細野晴臣/大瀧詠一/松本隆/鈴木茂による歴史的なバンドの第1作。欧米のロックに迫るサウンドに「日本語」を乗せた革命は、いまも色褪せない。(C)RS
［1970年8月5日発売］

フード・ブレイン『晩餐』

象のジャケでおなじみの彼ら唯一のアルバムは1970年生まれ。陳信輝のギター、つのだひろのドラム、加部正義のギター、柳田ヒロのキーボード、四者が渾然一体となって作り上げたこれぞニューロックの記念碑。
［1970年10月発売］

フラワー・トラベリン・バンド『ANYWHERE』

甘ったれた当時の日本のロックシーンに重い鉄槌を振り下ろしたフラワートラベリンバンド、1970年発表のデビュー・アルバム。ジョー、石間、上月の強烈なプレイにシビれたキミは着る物も脱ぎ捨てて、バイクにまたがり道を往け！ロックとはそういうモノだ、シェケナベイベェ！！
［1970年10月21日発売］

安井かずみ『安井かずみのえる･ぴい ZU ZU』

1960年代の日本に颯爽と現れたお洒落でリッチな女流作詞家、安井かずみが1970年に発表した唯一のソロ･アルバム。全曲の作詞は安井かずみ。村井邦彦、マモル･マヌー(ゴールデン･カップス)、沢田研二、日野皓正、かまやつひろしほか、才気溢れる遊び仲間達が楽曲を提供。"自由の国"フランスの香りあふれる歴史的名盤が復刻。(C)RS
［1970年9月1日発売］

吉田拓郎『よしだたくろう 青春の詩』

フォーク村名義でのリリースを経てソロとしての1st。初期の名曲「今日までそして明日から」「イメージの詩」を含む名作。バラエティに富んだ、枠に収まらない自由奔放な1枚。
［1970年11月1日発売］

浅川マキ『浅川マキの世界』

海外からも”発見”されてしまった漆黒の和シッド・フォーク。 ”クイーン・オブ・ダークネス”、浅川マキ。2010年に没するまでに数多くのアヴァンギャルドな作品を残した彼女の記念すべきデビュー作。プロデュースに天井桟敷の寺山修司が関わり、マヘリア・ジャクソンやビリー・ホリデイなどの黒人霊歌に影響を受けた唯一無二の世界観が横溢した漆黒の一枚。初期の代表曲①③や和レア・グルーヴとして有名な④など、近年リリースされた英Honest Jon'sの海外ベスト盤にも本作から5曲収録。初期の浅川マキを聴くならこの一枚。
(C)新宿店:TANAKAMAN
［1970年9月5日発売］

藤圭子『女のブルース 演歌の星★藤圭子』

1970年7月、藤圭子が絶頂期にリリースしたセカンド･アルバムをBlu-spec CD2で復刻。前作『新宿の女』が驚異の売上の中で発売されたアルバムで、同時期にトップ10入り、アルバムランキング17週連続1位、約1年間アルバムランキング1位を彼女が獲得することになった伝説の作品。(C)RS
［1970年7月5日発売］

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