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私の「1960年代SOUL名盤」(新宿店)

リズム&ブルーズが進化してソウルミュージックが確立したこの期間にはタレント数多、名盤数え切れませんがレイ・チャールズがソウルを誕生させたといわれる50年代末、ファンクの花が咲き、ニューソウルが香りだす73年あたりまでは言うまでも地続きで69年で切るのが苦しく一部反則して70年作も混ぜました(笑)本企画のテーマ曲:麗蘭「今夜R&Bを...」 仲井戸麗市&土屋公平がブラックミュージックへに最高のリスペクトを捧げた名曲!偉大なるブルーズマン、ソウルマンの名前が歌い込まれているのです。

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新宿店/村越
ストーンズ、ビートルズの影響をうけ極々素直にそのルーツを遡ったお陰でたくさんの世界を知りました。ソウルミュージックもその素敵な世界のひとつです。

James Brown『Live At Home With His Bad Self(INTL)』

JBでおススメを選盤すると71年ライヴ『ライヴ・イン・パリ '71』(コリンズ兄弟を擁したオリジナルJBズでの怒涛のライヴ!)。企画盤では86年発売『イン・ザ・ジャングル・グルーヴ』(全編高濃度なファンク集!)、オリジナルアルバムなら71年の『HOT PANTS』(研ぎ澄まされたクールなグルーヴ!)、、と70年代に寄ってしまう私ですが、黄金の70年代快進撃の先駆けとしての69年ライヴの発掘音源を世に放った本作は2019年生まれの新たな名盤といえるのではないでしょうか。元々は70年のアルバム『セックス・マシーン』(スタジオ録音+ライヴ録音で構成)のライヴパートとして収録されていた69年10月1日にジョージア州オーガスタのベル・オーディトリアム でのライヴ音源の完全盤(未発表ライヴ7曲収録)が本作なのです。実は既発の『セックス・マシーン』ではメイシオの乗ってきたプレイをフェイドアウトしたり、テープスピードが違っていたり、、と不完全な状態であったとのことでその点を修復したことも本作の価値を高めています。演奏に触れずじまいでしたが、メルヴィン・パーカー、ジャボ・スタークス、クライド・クライド・スタブルフィールドという3人の名ドラマーを初めて揃えた布陣でのツアーで69年時点でのJBファンクの最高の演奏が聴けます。(だが!ツアー後にこのメンバーは解散!JBはブーツィー・コリンズらと名曲「セックス・マシーン」を誕生させ更に頂点へ向うのであった)


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Sam Cooke『ツイストで踊りあかそう(Blu-spec CD2/RM)』

ソウルシンガーの最高峰としてリスぺクトを集めるサム・クックですが、スタジオ録音はポピュラーでコーティングされ黒人音楽憧れのロックバンドから遡ってサムを知った私には正直「ソフトすぎないか」との思いを抱かずにはいられなかったのです。 それゆえ発掘ライヴ『ハーレム・スクエア・クラブ1963』は、ゴスペル仕込みの熱気、額に汗して限界までシャウトする<真実のサム>を感じることができる超名盤なのですが、同様の興奮をスタジオ録音で味あわせてくれたのが本作。ツアーバンドでスタジオでの録音で有名曲「ツイストで踊りあかそう」に代表されるツイスト系のアッパーな楽曲揃いでサムは元気ハツラツで全編でシャウトしまくり、いわゆる<ストリングスを纏ってバラードを歌い上げるサムではないサム>を堪能できるのです。ウルフルズのトータス松本氏がアルバムを丸ごとカヴァーしたアルバムをリリースするに及んだ事実も本作が別格の輝きを持っていることの証明といえるのではないでしょうか?サムなら迷わず『ハーレム・スクエア・クラブ1963』と本作を聴かれたし!


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Otis Redding『ライヴ・イン・ロンドン&パリ』

ソウル史を60年代で区切ったときの最大のソウルヒーローはオーティスなのではないでしょうか?オーティスといえばスタジオ盤『オーティス・ブルー』ライヴ盤『ヨーロッパのオーティス・レディング』がマスト中のマストなのですが、本作は『ヨーロッパのオーティス・レディング』同年67年3月のスタックス-ヴォルト・レビューロンドン公演・パリ公演を収録した2008年発掘音源でオーティス好きはモチロン入門志望の方にも絶対のおススメ!ブッカー.T&ザ・MGズ、ザ・マーキーズをバックにグルーヴィなジャンルナンバーから、切々としたバラードまで巨体を揺らし汗まみれで喉を振り絞るオーティスに胸が熱くなります!バラードアレンジで始まりクライマックスにはサザンソウル最高のリフレインを繰り返し絶頂に達する名曲「トライ・ア・リトル・テンダネス」はこの地球上で最も美しい音楽であると思います。(そして本作ならロンドン、パリの2ヴァージョン聴けます!)


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Sly & The Family Stone『Greatest Hits (1970) (2017 Vinyl) <完全生産限定盤>(EU/LP/LTD)』

60年代編ですがこの70年発売のスライベストを!反則気味ですが<実質60年代>ということでご容赦を。人種を跨いだ編成でロックとソウルをクロスオーバーする音楽性、いや、この2ジャンルだけでなくスライのDJ的センスともいうべきゴッタ煮感が60年代後半のヒッピームーブメントとリンクしウッドストックでのドラマチックな名演への繋がっていきます。スライは73年『フレッシュ』でのダウナーな密室ファンクを頂点として天才ぶりを発揮していくのですが、アッパーな高揚感を纏った60年代のシングル曲はラヴ&ピースの桃源郷をみる思い。60年代区切り選盤では名盤『スタンド!』とウッドストックでのライヴ音源をセットにした『ウッドストック・エディション 』もおススメです!


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Marvin Gaye/Tammi Terrell『ユナイテッド <生産限定盤>』

マーヴィンとタミー、運命の二人が67年に発表した初デュオ・アルバム。可愛げ全開でコケティッシュなタミーの軽やかな歌声と、タミーをやさしく包み込むような一歩引いたマーヴィンのウォームな歌声が合わさることで生まれるラヴ&ハピネスなムードは言いようのない心地よさ。しかしながら、本作収録の名曲『エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ 』がヒットするなか22歳の若き歌姫タミーの脳に悪性の腫瘍があると診断され、その後数々の手術をうけ奇跡的に復帰するも70年に死去することに。『エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ 』というこの曲、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』では物語ラストに主人公の母親の形見であるカセットテープから流れ主人公と仲間達との友情を祝福し、映画『永遠のモータウン』ではクライマックスのライヴシーンにてレーベルのサウンドを支えたバックバンド、ザ・ファンク・ブラザーズを称えるMCに続き演奏され、素晴らしい音楽を生み出したバンドとシンガーの絆を象徴するかのように登場、「♪どんなに高い山でも どんなに険しい谷でも どんなに大きな川でも 君のもとへ行くのに邪魔することはできないんだ」....マーヴィンとタミーが歌う時ここではない世界に我々を連れて行ってくれるポップソングの魔法がかかるのです。


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Smokey Robinson & The Miracles『ゴーイング・トゥ・ア・ゴーゴー <生産限定盤>』

モータウンを代表するシンガー、そしてソングライター、スモーキー・ロビンソンとミラクルズのオリジナルスタジオアルバム。誰もが認める代表作、有名盤をストレートに選盤しました。バラードの代表曲「ザ・トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」「ウー・ベイビー・ベイビー」ストーンズのカヴァーでの有名なダンスナンバー「ゴーイング・トゥ・ア・ゴーゴー」など超名曲3連打に続く他曲もモータウンにありがちな曲数水増しカヴァー(失礼!)なし。僕とベイビーの世界をロマンチックに描く(そうあくまで<ロマンチック>で<官能的>でないところがミソ!)詩人スモーキーの世界がアルバム全編に詰まっています。今夜もRomanticが止まらない!


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The Meters『Gettin' Funkier All The Time: The Complete Josie/Reprise & Warner Recordings (1968-1977)(UK)』

ニューオーリンズが生んだインストゥルメンタル・グループがミーターズ!楽器の音と音の隙間を活かした大らかなファンクグルーヴでアラン・トゥーサン、ドクター・ジョンらと共にニューオーリンズR&B~ファンクを支えた彼ら、影響力はロックバンドにも波及し有名なところではレッド・ツェッペリンのリズムアレンジ(特にジョン・ボーナムのドラム)には影響大。まさにミュージシャンが憧れる演奏者が彼ら。本作はレーベルを跨いでオリジナルアルバムをほぼ全音源を6CDに収録したセットです。迷うなら本作入手が最高コスパとなる好企画盤。本稿60年代縛りでは1st『ザ・ミーターズ』2nd『ルッカ・パイ・パイ』(共に69年作)が該当。特に初期は音色・音数少なでシンプルの極み。真似したいけど真似できない罪な奴らです。


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George Jackson『オールド・フレンド ザ・フェイム・レコーディングスVOL3』

ディープ/サザンソウルにて最高のソングライターと言われるジョージ・ジャクソンの発表音源集。ソウル通以外には知られていないであろうジョージ・ジャクソンを挙げたのは自分が通ぶりたいからではなく、リアルに本当に音が良い。いい曲・いい演奏・いいサウンドが詰まってるからなのです。マッスル・ショールズのフェイム・スタジオとメンフィス・ブランチでの録音、バッキングは高名なフェイム第二期のリズム・セクション、スワンパーズと、その後継のフェイム・ギャングら...とこのワードでピンとくる方にはお喜びいただけるかと。上手い奴らが力みのないプレイで醸し出すグルーヴがとにかく極上!キャンディ・ステイトンに提供した「Heart On A String」の本人ヴァージョン等全24 曲。このシリーズ第4弾までリリースされてますが嘘みたいにどれも素晴らしく、第1弾でもなく第4弾でもなく敢えて第3弾を挙げる私の気持ちを汲み取ってくだされ。おススメです!


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The Jackson 5『帰ってほしいの <生産限定盤>』

このデビュー作だけ69年作(60年代枠!)以降ヒット曲を連発しスター街道を突っ走ったジャクソン5。少年マイケル・ジャクソンの弾けるような、突き抜けるようなヴォーカルのスター性が眩しし過ぎる!冒頭のディズニーソングカヴァー「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー」のファンキーさ!ぜかこの曲、ベスト盤に収録された試しがないのですがジャクソン5登場に相応しい名演!そしてポップさ、キュートさが炸裂した代表曲③「帰ってほしいの(I Want You Back)」!バウンシーな演奏も見事!後半はモータウンならではレーベル内カヴァーでの水増し気味(笑)ながらマイケルが歌えば極上のエンターテインメントになるのは子供のころからそうなのね~。


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Ike & Tina Turner『ライヴ! ジ・アイク&ティナ・ターナー・ショウ Vol.1+2(PS)』

ソウルミュージック史上ではややゲテモノ扱いされている(笑)というのは被害妄想でしょうか。JBにあからさまにインスパイアされたステージング、スライやストーンズなど後輩のヒット曲もちゃっかりカヴァー(しかし、その精神は本家を超える名カヴァー「プラウド・メアリー」に結実)など最新のトレンドをちゃっかり取り入れる芸人根性がいけない?短いドレスで野性的にダンスするティナが下世話?ローリング・ストーンズの映画『ギミー・シェルター』でのライヴシーンではミック・ジャガーも引き気味(?)なマイクをあるものに見立てるエロいパフォーマンスがお下劣だから?そんなバッシングはロードに生きるタフな夫婦芸人アイク&ティナには関係ナシ!今日も妻は獰猛にシャウトし、夫は泣く子も黙るシャープなギターでエキサイティングなステージをぶちかましました!そんな汗だくな一夜を収録した65年・66年ライヴ2作のセット復刻。矢継ぎ早に繰り出されるレビューのR&Bに酸欠上等なホールが興奮のるつぼに叩き込まれる様が伝わる逸品です。スタジオ盤なら66年フィルスペクター制作『リヴァー・ディープ・マウンテン・ハイ』。ライヴは71年『爆発するソウル! カーネギー・ホールのアイク・アンド・ティナ』がさらに凄い!


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タグ : タワレコ名盤セレクション

掲載: 2020年05月25日 00:00

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