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私の「10人のレディ・マエストロ~女性指揮者」(新宿店)

タグ : タワレコ名盤セレクション

掲載: 2020年06月05日 13:13

女性指揮者のパイオニア、アントニア・ブリコ(1902.6.26-1989.8.3)の半生を描いた映画『レディ・マエストロ』は、女性が指揮者になるなど許されなかった時代に、さまざまな困難を乗り越えて夢を実現したひとりの人間の物語でした。「女性指揮者」が「マエストラ」ではなく「マエストロ」と普通に呼称される時代もいずれやってくることでしょう。その前にまずは「音楽」を。ここでご紹介したかったマエストロもまだまだいます。2020/2021シーズンからロンドン・フィル首席客演指揮者に就任するカリーナ・カネラキス(1981.8.23-、ニューヨーク出身)、日本の阿部加奈子さん、田中祐子さん、三ツ橋敬子さん、齋藤友香理さん、沖澤のどかさんの今後の活躍も見逃せません!

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新宿店/森山慶方
クラシック担当。特にマーラーとワーグナーが好きな分裂気質…。毎日、音源チェックしています。

バーバラ・ハンニガン/ルートヴィヒ管弦楽団『ラ・パッショーネ』

今最注目の「歌い振り」指揮者。1971.5.8-、カナダ出身のソプラノ歌手・指揮者。キャリア当初から多くの世界初演を含む現代音楽への取組みは刮目すべきもので、リゲティの『マカーブルの秘密』は特に彼女の十八番として知られています。歌手としてのオペラ出演はもちろんのこと、ベルリン・フィルにもソリストとして頻繁に招聘。指揮活動も活発に行ない、2018/2019シーズンにエーテボリ響首席客演指揮者に就任し、初めてオーケストラのポストに就きました。オランダの精鋭アンサンブル、ルートヴィヒ管との2019年録音のCD『ラ・パッショーネ』も、エーテボリとの実演で絶賛された彼女ならではのコンセプトが再現された必聴盤です。2017年には『クレイジー・ガール・クレイジー』でグラミー賞受賞(最優秀クラシック・ソロ・ヴォーカル部門)。


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ミルガ・グラジニーテ=ティーラ/バーミンガム市交響楽団/クレメラータ・バルティカ/ギドン・クレーメル『ヴァインベルク:交響曲第2番 交響曲第21番≪カディッシュ≫(SHM-CD)』

1986.8.29-、リトアニア、ヴィリニュス出身。ライプツィヒやボローニャ、チューリヒ、グラーツなどで学び、歌劇場で研鑽。ロサンゼルス・フィル副指揮者を経て、2015年バーミンガム市響首席客演指揮者に着任、2016/2017シーズンからはアンドリス・ネルソンスの後任として、ついに音楽監督に就任しました。2019年2月にドイツ・グラモフォンと長期専属契約を結んだことも大きなトピックです。表舞台に躍り出たその一枚がこのヴァインベルク。すでにクレーメル主宰クレメラータ・バルティカのヴァインベルク復興に寄与していた彼女がバーミンガムやクレーメルたちと創り上げた交響曲第2番・第21番『カディッシュ』は、ヴァインベルク音楽の深遠な世界を表現し、2019年のヴァインベルク生誕100年最大の注目盤となりました。


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シモーネ・ヤング/ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団『Mahler: Symphony No.2 "Resurrection"』

1961.3.2-、オーストラリア、シドニー出身。ケルン歌劇場、ベルリン州立歌劇場で研鑽を積み、1993年ウィーン国立歌劇場デビューを果たしました。1997年にはN響に客演、日本でも一気にその実力が知れ渡りました。2005年にハンブルク州立歌劇場音楽総監督、ハンブルク・フィル音楽監督に就任(-2015年)、ワーグナーはじめ、ブルックナーほか独墺レパートリーを中心に、CDも多数録音しています。同年にはウィーン・フィルを初指揮。2019年には年末恒例の第9でN響の指揮台に登場しました。このマーラーの交響曲第2番『復活』は、大曲を的確に端然と整える一方で、オケの機能性を活かし堂々たる構築を表出した秀演。特に終楽章での腰を据えた表現は実に感銘深く、ワーグナーの『指環』全曲やブルックナー・サイクルで聴かせた充実ぶりを想起させるものです。


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マリン・オルソップ『レナード・バーンスタイン BOX - マリン・オルソップ: NAXOS録音全集 [8CD+DVD]』

1956.10.16-、アメリカ、ニューヨーク出身。1989年タングルウッド音楽祭でクーセヴィツキ―大賞受賞。レナード・バーンスタイン最晩年の弟子の1人として日本でもおなじみです。1993-2005年コロラド響音楽監督、2002-2008年ボーンマス響首席指揮者を歴任。2007年にはボルティモア響音楽監督に就任し、米メジャー・オーケストラ初の女性音楽監督となりました。2020シーズンをもって退任が決まり桂冠指揮者の称号を贈られることになっています。2012年からサンパウロ響首席指揮者、2019/2020シーズンからはオーストリア放送響首席指揮者に就任、今なお第一線で活躍しています。NAXOSに多数の録音を行ない、特にバーバーや師・バーンスタインの作品集は高い評価を得ました。


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ジョアン・ファレッタ/バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団『レスピーギ: ローマ三部作』

1954.2.27-、アメリカ、ニューヨーク出身。1991年ヴァージニア響音楽監督を務め、1999年、バッファロー・フィル音楽監督に就任、さらに2026年まで長期の延長も決定しています。2008年にはコリリアーノの録音でグラミー賞(最優秀現代作曲部門)受賞。2011年-15年にはアルスター管首席指揮者を務めました。2018年には新日本フィルに客演しています。NAXOSに多くの録音を行なっており、中でも2018年録音のレスピーギ:ローマ三部作は、壮大なオーケストレーションを入念に表現、バッファロー・フィルとの緊密な関係が確かめられる格好の一枚です。


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ロランス・エキルベイ/アクサンチュス『Mozart: Coronation Mass, Vesperae Solennes De Confessore』

1962.3.6-、フランス、パリ出身。合唱指揮の巨匠エリック・エリクソンに師事。アバドやアーノンクールの薫陶も受け、1991年に室内合唱団のアクサンチュスを創設。2012年には古楽オケ、インスラ・オーケストラを設立しました。当盤は、手兵の合唱団「アクサンチュス」を率いて2016年に録音したメジャーレーベルであるERATOデビュー盤。これまで聴かせてくれていた透明感あふれる合唱はここでも健在で、精緻なアンサンブルは最大の魅力と言えます。オーケストラは古楽的アプローチで繊細かつ生気にあふれるもの。学生時アーノンクールに師事したということでそこは納得。そしてソプラノのピオーの歌唱は際立って素晴らしいものです。


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スザンナ・マルッキ/ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団『バルトーク:バレエ音楽「かかし王子」「不思議なマンダリン」(HB)』

1969.3.13-、フィンランド、ヘルシンキ出身。1995-1998年エーテボリ響首席チェロ奏者として活動する中、指揮を学びました。現代音楽に造詣が深く、2006-2013年アンサンブル・アンテルコンタンポラン音楽監督を務めました。2016年、ヨン・ストゥールゴールズの後任として名門ヘルシンキ・フィル首席指揮者に就任。さらに契約を2023年まで延長することが決まっています。ロサンゼルス・フィル首席客演指揮者も務めるほか、2017年のベルリン・フィル・デビュー含め主要オケへの客演を重ねており、最前線で活躍中のひとりといえます。ヘルシンキとBISに録音したバルトークは、優秀録音も相まって、変化に富む作品の詳細をクリアに表出した当コンビの代表盤というべき一枚です。


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ベアトリーチェ・ヴェネツィ/トスカーナ管弦楽団『プッチーニ: 管弦楽作品集』

1990.3.5-、プッチーニと同郷となるイタリア、ルッカ出身。イタリアを中心に活躍の場を国際的に広げており、アルメニア国立管副指揮者、2017年よりプッチーニ音楽祭首席客演指揮者。日本でも2018年に特別編成のジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー・オーケストラに客演し、初お目見えを果たしています。2019年には同じく注目を集めている女性指揮者、アロンドラ・デ・ラ・パーラの代役で、新日本フィルの指揮台に登場しました。2019年伊ワーナーからプッチーニ管弦楽作品集でCDデビュー。トスカーナ管とのルッカでの2018年ライヴで、彼女にとって特別ともいえるプッチーニ作品への愛情が込められた美メロ度満点の一枚です。


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ヨアナ・マルヴィッツ/フランクフルト歌劇場管弦楽団『レハール: 歌劇《メリー・ウィドウ》』

1986-、ドイツ、ヒルデスハイム出身。ピアニストから始め、2006年には指揮者としての活動を起こしていた彼女は、2014/2015シーズンでチューリンゲンのエアフルト劇場音楽総監督に弱冠27歳で抜擢されました。トピックは何と言っても、2018/2019シーズンにニュルンベルク州立歌劇場音楽総監督に就任したこと。ドイツのオペラ誌『Opernwelt』は2019年の指揮者年間ベストに彼女を選出しています。すでにワーグナーなどを手掛けており、今後ますます耳目を集めるはず。フランクフルト歌劇場でのレハール『メリー・ウィドウ』2018年新演出プレミエ・ライヴは歌手陣のよさもさることながら、マルヴィッツの音楽的才能を知ることができる一組といえます。


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ケリー=リン・ウィルソン/ミュンヘン放送管弦楽団/マリアンナ・ピッツォラート/レイチェル・ケリー『ロッシーニ: 歌劇《シジスモンド》』

1967.5.17-、カナダ、ウィニペグ出身。フルートをジュリアード音楽院でジュリアス・ベイカーに学び、また指揮も修め、23歳でカナダ・デビュー。1994-1998年の間、ダラス響副指揮者として研鑽を積み、オペラ、コンサート両面で指揮活動を重ね、2013年にはスロヴェニア・フィル首席指揮者に就任しました(-2015年)。特にオペラでの業績が目覚ましく、2018/2019シーズンには『カルメン』で英ロイヤル・オペラ・デビューを果たしています。CDでもロッシーニの珍しいオペラ、『シジスモンド』2018年演奏会形式ライヴでロッシーニの音楽を見事に引き出す彼女の手腕が確かめられます。なお、夫のピーター・ゲルブは、カラヤンやホロヴィッツといった名演奏家たちと協働した名プロデューサーとして高名で、現・メトロポリタン歌劇場総裁です。


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