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第2弾が早くも登場!NHK「現代の音楽」アーカイブ・シリーズ

NHK「現代の音楽」アーカイブ・シリーズ

NHKの協力のもと、戦後の日本現代音楽の時代の空気が当時の演奏で甦る!
NHK「現代の音楽」~アーカイブ・シリーズより、第2弾がリリース登場。

半世紀前こんなに進歩的な音があった!

武満 徹……その本当の姿を知ってますか?
1969年、NHK交響楽団の正指揮者に就任した岩城宏之、渾身の名演。武満徹の名を世界に知らしめた名曲として知られる「ノヴェンバー・ステップス」は、初演を含めこれ以前の録音は、日本のオーケストラではなかったところに注目したい。いわゆる「純国産のノヴェンバー・ステップス」であり、曲の持つ可能性が広がる機会となった演奏とも言えるだろう。初演と同じく琵琶の鶴田錦史、尺八の横山勝也をソリストに迎えた、まさに「決定稿」と呼ぶにふさわしい記念すべき演奏だ。合唱を嗜む人ならおなじみ「風の馬」は、こちらが初演。世界に向けて馬が羽ばたいた記念碑的録音である。精緻すぎるスコアを丹念に読み解いた「地平線のドーリア」、「テクスチュアズ」、ピアニストへの挑戦状とも受け取れる図形で書かれたスコアが美しい「ピアニストのためのコロナ」。こんなに素晴らしい音として聴ける幸せを、じっくり噛みしめてみたい。

【収録内容】
1. 地平線のドーリア(1966)
 小林研一郎(指揮)、東京都交響楽団
録音:1979年10月16日 東京文化会館(昭和54年度文化庁芸術祭主催公演 芸術祭コンサートより)

2. テクスチュアズ(1964)
 森正(指揮)、NHK交響楽団
録音:1967年11月29日 東京文化会館(NHK交響楽団臨時演奏会「現代日本の作品の夕べ」より)

3. 風の馬より I,II(1961)<初演>
 田中信昭(合唱指揮)、東京混声合唱団
録音:1961年11月14日 共立講堂(東京混声合唱団第25回定期演奏会より)

4. ノヴェンバー・ステップス(1967)
 鶴田錦史(琵琶)、横山勝也(尺八)、岩城宏之(指揮)、NHK交響楽団
録音:1969年10月23 or 24日 東京文化会館(第530回 NHK交響楽団定期公演より)

5. ピアニストのためのコロナ(1962)
 松谷翠、高橋アキ(ピアノ)
録音:1968年2月4日 東京文化会館(第2回日独現代音楽祭「現代ピアノ音楽の夕べ」より)※モノラル

6. 武満徹/杉浦康平 対談
 (~1963年6月29日放送「環礁」を聴き終えて)

NHK「現代の音楽」アーカイブ・シリーズ

軽妙洒脱、変幻自在……諸井誠の音楽
軽妙な音楽エッセイでも知られ、一方、日本の現代音楽史にいち早く十二音技法などを取り入れた、当時の最先端を行く音楽家、諸井誠の第1室内カンタータ。新進気鋭の作曲家として活躍を始めた1959年の作品は、まさに火花散るような緊張感に満ちた曲。暴力的な響きではなく、あくまでも透明な音。大気中に様々な音が放たれては色を変えていくような感覚が心地よい。オンド・マルトノ好きにもオススメしたい音による一遍の絵画。まるでプロコフィエフのように始まるピアノ協奏曲もオススメ。打楽器とピアノの掛け合いも見事この上なし。そして第2楽章では、また音たちが弾け飛ぶ。すすり泣くヴァイオリンに絡むピアノの周りを飛びまわるフルート……やはり、この人の音楽は何かを見せてくれる。

【収録内容】
1. 第1室内カンタータ(1959)<放送初演>
 本荘玲子(オンド・マルトノ)、竹前聡子(ハープシコード、チェレスタ)、
 小林美隆、有賀誠門、塚田靖(以上、パーカッション)、水島弘(語り手)、
 東京混声合唱団、岩城宏之(指揮)
放送:1959年4月26日

2. 対話五題(1964)<初演>
 酒井竹保、酒井松道(尺八)
録音:1967年2月10日 東京ドイツ文化研究所ホール(第1回日独現代音楽祭より)

3. ピアノのための「以呂波譬喩八題」(1967)
 山根弥生子(ピアノ)
放送:1968年11月10日

4. レ・ファルス(1970)
 黒沼ユリ子(ヴァイオリン)
録音:1971年2月5日 東京文化会館(現代の音楽展’71 現音創立40周年記念演奏会より)

5. ピアノ協奏曲第1番(1966)
 小林仁(ピアノ)、森正(指揮)、NHK交響楽団
録音:1967年11月29日 東京文化会館(NHK交響楽団臨時演奏会「現代日本の作品の夕べ」より)

6. 諸井誠、矢代秋雄、森正による鼎談

 

カテゴリ : ニューリリース | タグ : NHK「現代の音楽」アーカイブ・シリーズ

掲載: 2011年06月30日 19:50

更新: 2011年07月08日 10:10