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生誕100年サー・アンジェイ・パヌフニク(1914~91)の交響曲第9番自作自演ライヴ!

パヌフニク

今年生誕100年を迎えるアンジェイ・パヌフニク(1914~91)はワルシャワに生まれ。9歳で作曲を開始し、ワルシャワ音楽院を卒業後、ウィーンでフェリックス・ワインガルトナー、パリでフィリップ・ゴーベールという二人の作曲家兼指揮者に学びました。その後、両親のいるナチス占領下のワルシャワに戻り、ルトスワフスキと協力して音楽により同胞を励ましました。戦後はクラクフ・フィルハーモニー、ワルシャワ・フィルハーモニーの首席指揮者として活躍します。しかし、作風がソ連の社会主義リアリズムに反しているとして批判され、母国の共産主義にも嫌気がさし、1954年パヌフニクはイギリスへ亡命します。この亡命によりポーランドでパヌフニク作品は演奏禁止となりました。1957~59年はバーミンガム市交響楽団の音楽監督となり、1961年にイギリス国籍をとりました。1977年、ポーランドでパヌフニク作品の演奏禁止が解けると、彼の作品は「ワルシャワの秋」音楽祭で毎年取り上げられるようになりました。そして、ポーランドの民主化がなると、パヌフニクは1990年「ワルシャワの秋」音楽祭に歴史的な帰還を果たしました。1987年には自伝を発表。1991年1月にはイギリスの爵位を得て、同年10月27日、パヌフニクは栄光に包まれながら77年の生涯を閉じました。
パヌフニクの作風は前衛的でありながらも分かりやすく、イギリスでは大衆的な人気を得ています。交響曲を10曲作っており、第8番はボストン交響楽団の創立100年のために書かれ、小澤征爾指揮ボストン交響楽団により初演、録音も残っています。また、第10番はシカゴ交響楽団の創立100年のために書かれました。
当CDには、ロイヤル・フィルハーモニー協会の委嘱作で1986年に完成した交響曲第9番《希望の交響曲》を作曲者自ら振ったライヴ録音が収録されています。パヌフニクはこの交響曲を「精神的なメッセージであり、人類に対する信頼と、人種差別、宗教差別の克服への願いを表明したもの」と説明しています。
バスーン協奏曲は、このCDで演奏しているロバート・トンプソンのために書かれた作品。ポーランドの秘密警察に迫害されたイェルジ・ポピエウシコ神父の殉教にインスパイアされ作曲されました。(タワーレコード)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2014年02月04日 19:00