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パシフィカSQのショスタコーヴィチ全集完結! 第13~15番の内省の世界とシュニトケの第3番(1983)の対比

パシフィカSQ

ありそうでなかった企画と、演奏の素晴らしさで着々と聴き手を獲得しているこの「ソ連の経験シリーズ」の第4集です。ショスタコーヴィチの最高傑作とも言える15曲の弦楽四重奏曲は、1938年から1974年までの幅広い時期に書かれたもので「当時の社会情勢に迎合したと見せかけて、実は反発していた」ショスタコーヴィチの本音が透けて見えるものばかり。とはいえ、その時期によっては作風もかなり違い、端正→皮肉→内省と言った変遷を辿っていることでも知られています。このパシフィカ弦楽四重奏団による全集は、これらの作品を懇切丁寧に演奏するだけでなく、同時期に作曲された別の作曲家たちの四重奏曲を併せて収録することで、ショスタコーヴィチの特異な才能を浮き彫りにするというものです。ここでは1983年に作曲されたシュニトケの弦楽四重奏曲第3番を最後に置き、ショスタコが第15番で描いた清浄な悲しみの世界と対比させているのが面白いところです。ソ連の経験 第4集
<CD1>1.ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):弦楽四重奏曲 第13番 変ロ短調 Op.138/2-4.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第14番 嬰ヘ長調 Op.142/<CD2>1-6.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第15番 変ホ短調 Op.144/7-9.アルフレッド・シュニトケ(1919-1996):弦楽四重奏曲 第3番
演奏: パシフィカ弦楽四重奏団
録音 2012年12月16-18日…CD1, 2013年8月24-26日…CD2 ブルミントン インディアナ大学,アウアー・ホール

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2014年02月07日 12:30