オールマン・ブラザーズ・バンド、ライヴ2作品がリイシュー

22年振りのオリジナル編集版で初DVD化となる『ライヴ・アット・グレイト・ウッズ』、“新生オールマン”の記念すべき、そしてファン待望の最初期ビーコン・シアター・ライヴ『プレイ・オールナイト～ライヴ・アット・ザ・ビーコン・シアター1992』が登場。

『ライヴ・アット・グレイト・ウッズ』

ウォーレン・ヘインズ(Vo./G)、アレン・ウッディ(B)が加入した2度目の再結成から間もない91年のマサチューセッツのグレイト・ウッズ・アンフィシアターのライヴ。かつて92年にVHSビデオで商品化されたものと同じ「オリジナル長尺版」(約90分)での初DVD化である。98年に同名商品としてDVD化(輸入盤のみ)された際には、テレビ放送用の編集版(55分)で大幅に収録分数が短縮されており、インタビューがライヴの途中で挿入されたり、「ジェシカ」がまるまるカット、楽曲がフルで収録されていないなど、ファンの不評を買ったDVD化であった。この度、ファンの長年の要望に応える形で、22年ぶりのオリジナル編集版での初DVD化となっている。

『プレイ・オールナイト～ライヴ・アット・ザ・ビーコン・シアター1992』

結成20周年を迎えた89年に2度目の再結成を果たし(G:ウォーレン・ヘインズ、B:アレン・ウッディ加入)、心機一転EPICに移籍した時期の貴重なライヴである。このN.Yのブロードウェイにある由緒ある劇場“ビーコン・シアター”(アメリカ国家歴史登録財に認定)での10日間公演は、ここ22年間、バンドとファンにとって毎年恒例のビッグ・イヴェント週間となっており、すでに200回以上ここでライヴを行なっている特別な場所。92年はオールマンが初めてビーコンでのロングラン公演を行なった年であり、強力なG/Voウォーレン・ヘインズを迎えた“新生オールマン”の記念すべき、そしてファン待望の最初期ビーコン・シアター・ライヴである。