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マストドン、通算6作目となる最新作『ワンス・モア・ラウンド・ザ・サン』

Mastodon

 

現メタル・シーンにおいて唯一無二の存在感を放ち、その独特な中毒性のヘヴィネスで「メタルの未来を担うバンド」として語られる超重量級メタル・アクト:マストドン。

全米チャート10位を記録し、グラミー賞にもノミネートを受けた前作『ザ・ハンター』から約3年となる2014年、いよいよ通算6作目となる最新作『ワンス・モア・ラウンド・ザ・サン』を完成させた!

常に実験性にとんだヘヴィネスを追求し、進化をし続けるマストドンがこの最新作のプロデューサーに選んだのは、フー・ファイターズやアリス・イン・チェインズ、ラッシュやデフトーンズなどとの仕事で知られるニック・ラスクリネッツ。2013年秋からナッシュヴィルにあるニック所有のFalcon Rock Studioでじっくりと時間をかけて制作されたこの最新作は、彼ら特有の複雑に絡みながら展開していくメロディ・ライン、中毒性に満ちた地響きのような超重量級グルーヴ、そしてまるでスパイラルのように渦巻きながら聴く者を引き込んでいくリフ、と言ったサウンドをより進化させ、マストドンというバンドの本質を全ての音に封じ込めたかのような作品だ。

あまりに特異なそのサウンドのため難解なバンドとしてとらえられてもいるこのマストドンだが、ビル・ケリハーが「ニューロシスやメルヴィンズをもっとヘヴィにして、コーラス部分でポップなセンスを展開させた」と語る今作からのファースト・シングル曲「ハイ・ロード」を聴けば、その彼らのとどまることのない進化度を感じられるだろう。

ポリリズムを使用したドゥーミーなサウンドから、コーラス・パートで一気に羽ばたくかのようなメロディ・ラインが降臨するこの曲だけでも、例えようもない昂揚感を感じさせてくれる。マストドンというバンドで経験してきた全てから影響を受けながら制作していったというこの最新作『ワンス・モア・ラウンド・ザ・サン』で、彼らは誰も到達したことのない「高み」に登り詰めていくのだ…!

 

 

 

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2014年06月04日 19:53