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セパルトゥラ、“ロック・イン・リオ5”でのライヴが映像作品化

Sepultura

 

2011年に脱退したジーン・ドラベラの後任としてアクラやアンドレ・マトスとの活動で注目を集めていたドラマー、エロイ・カサグランデを迎えたセパルトゥラは、2013年10月に現時点での最新アルバム『ザ・メディエイター・ビトゥイーン・ヘッド・アンド・ザ・ハンズ・マスト・ビー・ザ・ハート』を発表した。アメリカ人ヴォーカリストのデリック・グリーンが加わって制作した7枚目のアルバム『アゲインスト』(1998年)以降、彼らは様々な音楽変遷を経てきたが、スリップノットやコーン等の作品を手掛けてきたことで知られる大物プロデューサー、ロス・ロビンソンと共に制作した2013年リリースの13作目『ザ・メディエイター・ビトゥイーン・ヘッド・アンド・ザ・ハンズ・マスト・ビー・ザ・ハート』は、『アゲインスト』以降のみならず、セパルトゥラの歴史全体を見渡してみても最もヘヴィでブルータルな作品の1枚と見なされるべき仕上がりとなっていた。

その最新作『ザ・メディエイター・ビトゥイーン~』のリリース直前、彼らは世界的にも有名な地元でのフェスティヴァル“ロック・イン・リオ”の第5回大会に出演、4日目の9月19日と7日目の9月22日の合計2回のショウで演奏した。その2公演のうちの9月19日に録音・撮影された素材で構成されるのが本作『セパルトゥラ:メタル・ヴェインズ~アライヴ・アット・ロック・イン・リオ』である。

バンド創設メンバーで現ソウルフライのマックス・カヴァレラ在籍時、初期~中期に発表されたバンドの代表的な名曲から、デリック加入後の楽曲、そしてプロディジーのカヴァー曲「ファイアスターター」までを押さえた幅広いセットリストによるライヴ本編については勿論のこと、映像作品にはライヴの舞台裏やメンバー達のインタビュー、更にはオフの様子を収めたドキュメンタリーを収めた充実の仕上がりとなっている。

セパルトゥラのライヴ映像としては2005年リリースの『ライヴ・イン・サンパウロ』以来となる久々のリリースであり、Blu-rayとして彼らのライヴ作品が発表されるのは今回が初めてのことだ。当該公演においてはフランスのインダストリアル・パーカッション・グループ、レ・タンブール・デュ・ブロンとの共演も話題となったが、本作はそのコラボレーションの模様も勿論収録されている。

バンド結成から今年で30年。今なお意気上がる現在のセパルトゥラのライヴ・パフォーマンスを克明に捉えたファン必携の逸品だ。

【ミュージシャン】
デリック・グリーン(ヴォーカル)
アンドレアス・キッサー(ギター)
パウロJr.(ベース)
エロイ・カサグランデ(ドラムス)

-ゲスト-
レ・タンブール・デュ・ブロン(パーカッション)

 

 

 

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2014年08月01日 17:48