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ロードランナーが新たに送り出す期待のバンド、エンプレスAD

Empress AD

 

ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、マストドンやオーペスなどにアーティストに影響を受けたという、バークシャー出身の彼ら。それらの影響を己の血と肉に昇華させたアグレッシヴでプログレッシヴ、エモーショナルでヘヴィな音世界を作り上げている。

ケイヴ・インなどを手掛けたアンドリュー・シュナイダーをプロデューサーとしてニューヨークから迎え、彼らはUKのスタジオでデビュー・アルバムのレコーディングに取り掛かった。

雰囲気たっぷりのイントロ「Still Moving Fast」から始まる激しいファースト・シングル「Invisible Conductor」は、彼らの中で最もストレートな楽曲の一つだとされているが、一聴してみれば、その展開が決してストレートでないことが分かるだろう。叩き付けるようなドラムスと魂を吐き出すようなスクリームが襲い掛かったかと思えば、次の瞬間、なだめるようなヴォーカルが普遍的なメロディに乗ってくる。しかしその音空間に一度馴染んでしまえば、英国ロックの未来が明るいものだと信じることが出来るだろう。

英国の業界紙MUSIC WEEKが「マストドンの4人が、エルボーのTシャツを着て、クジラに乗っているような感じだ。度肝を抜かれること間違いなしだ」と評せば、ザ・ガーディアン紙が「ダウンロードのヘッドラインになるだろう」と予告する。結成以来、キャンサー・バッツ、ブリング・ミー・ザ・ホライゾン、クヴァラータクとツアーをしてライヴの腕も磨いてきたエンプレスAD。ロードランナーの先輩、マストドンやオーペスのように、彼らが今後どのようにそのサウンドを独自に進化させていくのか、期待は尽きない!

 

 

 

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2014年08月18日 10:26