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カーステン・ダールのスタンダード・トリオによる快演ライヴ

2007年2月、カーステン・ダール・トリオによるスタンダード・トリオの快演ライヴ盤が登場!

近年ではメンタル面での苦難があったことを自ら語り、演奏のスタイルもガラッと変わったカーステン・ダール。録音の中心的拠点もノルウェイのレインボウ・スタジオに移し、メンバーもチェンジ、アート的な演奏が話題になっていますが、この時期は、デビュー時のバップ・スタイルの延長線上。軽快に演奏したスウィンギーな演奏になっています。

スマッシュ・ヒットを飛ばした『In Our Own Sweet Away』(Storyville 101.4261 MadsVinding-b, Alex Riel-ds)が2005年~2007年という3年間のテイクであり、つまり、この録音は、ダール自身のバップ・スタイルの一つのピリオドとなった時期の演奏といえましょう。

しかし、決してレコード・レーベルのみの意向で制作された作品ではありません。パッケージには2014年5月12日に書き下ろしたカーステン・ダール自身のメッセージがあり、それによれば、本作は20年来の付き合いであるエンジニアであり、ライターであり、そして友達でもあるニールス・クリステンセンがアレンジしたライヴ・コンサートであったとのこと。それが、リハもなく演奏したにも関わらず、3人にとって、また観客との関係においても、いい音楽になって、いい時が刻めたことが語られています。

日本のファンにも耳馴染みのいいスタンダードを中心にした全8曲。特に、軽快なブロック・コードと、スウィング感やラグタイムのようなアプローチのソロが楽しいコントラストを描くオープニングはツカミとして絶妙!ラストのお得意“Night and Day”まで、この時期のダールならではの演奏を聴くことができます。

◆StoryvilleRecordsの公式チャンネルにアップされた2014年7月ジャズハウス・モンマルトルでの“Take Five”ライヴ映像

※アルバム『A Good Time』収録の音源とは異なります。

【収録曲】
1. Love for sale
2. When You Wish Upon A Star
3. Take Five
4. Easy Living
5. What Is This Thing Called Love
6. Someone To Watch Over Me
7. Down With It
8. Night And Day

【パーソネル】
Carsten Dahl (p)、Lennart Ginman (b)、Frands Rifbjerg (ds)

Recorded live at Bryggeriets Hus, February 4, 2007.

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ジャズ・ピアノ ピアノ・トリオ

掲載: 2014年08月18日 16:48

更新: 2014年08月18日 16:48