チリー・ゴンザレスとボーイズ・ノイズのユニット＝オクターブ・マインズ

iPadのCM曲として大ヒットを記録した名曲「Never Stop」を収録した傑作アルバム『Ivory Tower』から4年、天才音楽家チリー・ゴンザレスとエレクトロ界の皇帝ボーイズ・ノイズによる黄金タッグが再び！オクターブ・マインズというユニット名のもとに制作された本作はゴンザレスの緊張感あふれるピアノ・タッチをボーイズ・ノイズの荘厳なエレクトロが飲込んでゆくオープナー「Symmetry Slice」(M-1)でドラマティックに幕を開ける。ティーザー・トラックにしてカニエ・ウェスト『808s &Heartbreak』やドレイク好きは悶絶のオートチューン・ピアノ・バラード「In Silence」(M-10)、ゴンザレスの哀愁漂う美メロが躍動しダフト・パンク～トッド・テリエ好きまで幅広いセグメントを直撃するであろうディスコ・ポップ「Anthem」(M-2)や「Together」(M-7)、ボーイズ・ノイズが舵をとりジャスティス不在の穴を一曲で埋めるキラー「Done Deal」(M-9)に加え、軽快なピアノ・ワルツをチャンス・ザ・ラッパーがソウルフルなライミングで盛り上げる「Tap Dancefeaturing Chance The Rapper and The Social Experiment」(M-4)など、どんな才能と手合せしても揺るがないゴンザレスの黄金律に大胆かつ繊細なプロダクションで作品を躍動させるボーイズ・ノイズとの科学反応が現在のインディー・シーンのトレンドと見事にハマったチルアウト・ピアノ・ディスコ・ノワールがここに。さらに日本盤ボーナス・トラックにはノスタルジックなピアノ・アンビエント「Rave Face」(M-12)を追加収録、本編の感傷的な余韻をさらに味わい深いものへと拡張し、アルバムを締め括っている。

【Octave Minds（オクターブ・マインズ）】
フランスを代表する天才音楽家チリー・ゴンザレスとエレクトロ界のスーパースター、ボーイズ・ノイズによる音楽ユニット。『Solo Piano』シリーズを生んだピアニストとしてはもちろん、プロデューサーとしても広く活躍し、第50回グラミー賞ノミネート作品、ファイストの『Let It Die』やiPod nanoのCMに使用された同アーティストの楽曲「1,2,3,4」をプロデュース、ジェーン・バーキン、ビョーク、ダフト・パンク、ドレイク、ジェイミー・リデルなど錚々たる、そして幅広いアーティストたちが彼の才能に惚れ込み、ダフト・パンクの最新アルバム『Random Access Memories』に参加したことも記憶に新しいチリー・ゴンザレスと、デペッシュ・モード、ダフト・パンク、デヴィッド・リンチなど大物アーティストのリミックスを手がけ、最新作『Out of the Black』ではスヌープ・ドッグとも共演、スクリレックスとのコラボ・プロジェクト、ドッグ・ブラッドの活動でも知られるボーイズ・ノイズが2010年のチリー・ゴンザレス作品『Ivory Tower』の共同プロデュース以来となるコラボレーション作品を完成。今、最も注目を集めるラッパー、チャンス・ザ・ラッパーをゲストに迎えたアルバムを2014年にリリースする。