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待望の日本デビューを果たすニュー・ディヴァイス、インタビューが到着

New Device

 

揺るぎない信念を持ち続け、UKを代表するロック・バンドへと駆け上る新鋭、ニュー・ディヴァイスが満を持して日本上陸!

80sメインストリーム・メタルの流れを汲みつつ、エモーショナルでモダンなテイストも感じさせてくれる本作。スキッド・ロウ、ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン、バックヤード・ベイビーズにも共通するサウンドを持ち、勢いを感じさせる音の中にも、キャッチーでセンスあるメロディが光る注目すべき最新作!

 

 

 

【NEW DEVICE インタビュー:Daniel Leigh】

Q:セカンド・アルバム『Here We Stand』で遂に本邦デビューとなります。バンド結成のいきさつと、どのようなバンドを目指しているのか教えてください。

NEW DEVICEは、DAYS IN DECEMBERに在籍していたオレとフィル・キンマンによって2007年の暮れに誕生した。THROUGH SILENCEにいたロブ・ワイブロウも加わった。今でもよく憶えているけど、ツアー中、バンに乗ってAEROSMITHやMETALLICAの曲を一緒に歌って盛り上がっていたのさ。その内に、オレ達は新しいバンドを始めるべきだ!と意気投合した。それからAEROSMITH, GUNS ‘N ROSES, SKID ROWのような方向性を目指してソングライトをスタートさせたという訳なんだ。3人はデモを4曲レコーディングした。この時、1stに収録することとなる”Takin’ Over”のサビは完成していたさ。「We are the New Device!”ってね。そして歌詞を書き終えた時点でバンド名はNEW DEVICEにほぼ決まっていたね。
Abstract Soundsとの契約を締結した後、デビュー作に向けたレコーディング・スタジオが既にブッキングされていたんだ。アルバム制作をするにはまだ楽曲の数が十分ではなかったオレ達は、すぐに曲を用意する必要があった。まさに時間に追い立てられる感覚で、時計の針の音がいつも頭の中に響いていたさ(笑)。まっ、とにかく自分たちがいつも楽しんで聴ける楽曲を目指していたよ。

NEW DEVICEはクラシック・ロックが大好きだけど、ハード・ロックとグランジのバックグラウンドを持っていると思う。バンドを始めた時はクラシック・ロックのエッジを備えたバンドになりたいといつも思っていたさ。整合性を大事にね。ドラッグ、アルコール、セックスのことばかりを歌うようなバンドにはしたくなかった。キミの心に訴えかけ、夢があるロックン・ロールをプレイすることこそが全てなのさ。

 Q:デビュー作「Takin’ Over」について教えてください。制作時のエピソードとアルバム・リリース後のファンとマスコミの反応はいかがでしたか?

「Takin’ Over」のレコーディングはまさに闘いだった!なんとスタジオ・セッション直前になってドラマーとベーシストがバンドを脱退してしまった。最初は残りのメンバーでなんとかこのバンドを維持しようと必死だったさ。楽曲も不足していたからみんなで曲を書いて、レコーディングを進めていった。とにかく思い浮かんだアイディアは共有し、絶えず連絡しあった。自身の小さなスタジオに何時間も篭っては曲を書き、アイディアを形として残していった。そしてメンバーに音源を送っては曲、ヴォーカル・メロディを具現化していった。オレたちは音楽については、とことん話し合うんだ。信じられないかもしれないけど、曲が仕上がらないときは編集室の床で寝ることも多々あった。でも少しづつ格闘しながらも作業を進めることによって、いつかはアルバムが完成すると思うと辛い作業も楽しく思えたさ。この時はまだ新しいドラマーもいないまま曲を作っていたけど、ある日友人でもあるFUNERAL FOR A FRIENDのライアン・リチャーズが連絡をくれた。まだドラマーを必要としているの?ってね。彼はもし、自分の結婚式で歌ってくれたら、アルバムでプレイするよ、という条件を出してきたのさ。勿論OKしたよ!そしてスタジオにやってきた彼は3日間で8曲を仕上げてくれた。もう作業が速くて、まるで機械のようだったさ。レコーディングはとても楽しめたけど、次のミキシング作業が難しくて大変だった。同じ曲をリピート、リピートと何回聴いたかわからない。もう頭がおかしくなってしまいそうだった。どのパターンがいいのか、悪いのかの判断もつけることができなかったね。

苦労の末、アルバムがようやくリリースされたけど、オレ達は新人バンドだったから何も期待はしていなかった。でも予想に反してプレスの反応がよく、素晴らしいレヴューももらったし、ファンが増えていくことを実感することができた。今でもライヴを行うとデビュー当時からのファンを会場で見ることができる。ありがたいことだよね。

Q : デビュー時のフィル、ロブ、アンディはすでに脱退しています。その理由を教えてください。

OK。3人とも同じ理由でバンドを辞めたのさ。ツアーさ。結婚していたメンバーもいたからそれを引きとめることは出来なかった。最終的には自身の判断に委ねるしかないよね。嫌々一緒にツアーをやったとしても得るものはほとんどないと思うし。確かにツアーは長くて肉体的にも精神的にもタフだけど、オレは自分の信じた道を突き進むのみさ。でも彼らの脱退が決まったときはとても残念だし、悲しい気分にさせられた・・・同じ夢と意志を持った仲間だったしね。でも彼らとは今でも交流があるし、親しい友人さ。お互いの道を応援しながら進むしかないよね。

Q : NEW DEVICEはラインナップの変更を経て、メンバーがようやく固まりましたが、思い描いていた理想的な形になりましたか?

残念ながらここ2年ほど一緒に活動してきたニック・ジョーンズがバンドを脱退してしまった。音楽の方向性の違うプロジェクトに参加する為さ。でも今は新しいギタリスト、ジェイムズ・アフターが加わった。彼はライヴァル・バンド、MONO KEYに在籍していたけど、古くからの友達でもあった。現在はこのメンバーで固まっているけど、理想的なバンドかどうかはまだわからない。このまま進んでいけることをもちろん望んでいるけどね。ライヴでは120%の力を出せるバンドだし、エネルギーと創造性に富んでいることは間違いないさ。それは断言できるよ。

Q : 現在のメンバーを紹介してください。

まずはドラムのグレッグ・ロジー・アイソン。彼はSTONE SOUR、ALTER BRIDGE、SLIPKNOT、SOULFLY、SEPULTURA、BUCKCHERRYなんかに影響されたよ。ヘヴィで、ダークで、アグレッシヴな音楽が好きだね。ドラマーはマイク・ポートノイ、マット・ソーラムなんかが大好き。彼の好きなバンド・リストを挙げたらキリがないさ(笑)。

ギターはマット・マレリー。彼は様々なツアー・メンバー、セッション、ギター講師という経歴を持つ凄腕ギタリスト。ジョー・サトリアーニ、VAN HALEN、STATUS QUO、ビリー・ジョエル、THE EAGLES、PINK FLOYD、URIAH HEEPが大好きなヤツさ。音楽の幅が広いし、メロディ、リフのアイディアを沢山持っている才能豊かなミュージシャンだね。

ベースはニックスこと、ニック・ヒューズ。SKA WARS、CRANE BROTHERでプレイをしてきた彼はTHE WILDHEARTSが大のお気に入りさ。ヘヴィなリフ、キャッチーなメロディ、そしてバッキング・ヴォーカル・ハーモニーを創るのが得意で、バンドに貢献してくれているナイス・ガイさ。

新加入のジェイムズ・アフターはとにかくロック、メタル、ハード・ロックにいつも飢えていて、ギターの練習を怠らないいいヤツさ。

そしてオレがヴォーカルとギター担当のダニエル・レイだ。NEW DEVICEの結成当時からいる唯一のメンバーとなってしまった(笑)。デビュー当時は短髪にしていたけど、最近はロングヘアーに落ち着いている。長い髪の方がいいアイディアが沸いてくるような気がするんだ。アメリカン・インディアンの長髪は霊感、感覚が鋭くなり、より繊細になるということからそうしていると聞くしね。METALLICA、AEROSMITH、NIRVANA、SILVERCHAIR、FOO FIGHTERSに大きな影響を受けた。中でもNIRVANAの衝撃は凄かったね。音楽を始めるきっかけになったのは彼らの登場だった!と言っても過言ではないさ。

Q : 最新作『Here We Stand』の出来映えとレコーディングについて教えてください。

ここまで集中して制作したアルバムははじめてだった。全てに於いてオレたちの愛情、苦痛、血と汗と涙がすり込まれたアルバムさ。フィルとロブとの別れもこの時だった。加えてレコーディング2週間目が人生の中でも最悪の時期だった。エンジニアとレコーディング方法で意見が対立、彼らのやり方は間違っていると思っていた。それによってオレたちのクリエイティヴィティーが制御され、失われていくのを感じたんだ。そしてレコーディングへの熱意や情熱も消えつつあった。彼らの方法も理解できたけど、オレ達にマッチしないのは明らかだった。ヘヴィな時間ばかりが無情に過ぎていき、どうすることもできないし、考えれば考えるほど無力感を味わっていた。しかし、エンジニアととことん話し合い、いろいろな新しい試みをしていく内に次第に道筋が見えてきたし、彼らと協調することも出来た。その時は大変だったけど、今では自身のプレイに誇りを持つことができるし、アルバムの出来映えにもとても満足することができた。振り返ってみれば、ホント素晴らしい時間と空間だったと思えるよ。人生もそうだと思うけど、どんな困難にぶつかっても決して諦めないで、前に進んでいくことの大切さを学ぶことができたさ。今ではエンジニアに感謝の気持ちでいっぱいだよ(笑)。

Q : バンドでの楽曲とサウンドの作り方、その方法を教えてください。

『Here We Stand』は基本、全曲を自分自身で書いた。これまでメンバーが流動的だったからね(笑)。1stではみんなでアイディアを出し、ジャム・セッションしながらひとつの形を創造していった。それ以降はオレが骨格となるデモを作り、それをメンバーに渡し、アイディアを肉付けしていくんだ。この方法は興味深いよ。完成した曲はまさにデモに新しい命が吹き込まれ、まるで違ったものに生まれ変わるのさ。現在もこの手法で楽曲を創っているけど、今はメンバーからいろいろなアイディアが提供されるから、今後は変わっていくかもしれない。プレイも日々成長が確認できる状態だから、今後益々素晴らしいサウンドになっていくと思う。期待できるさ(笑)。

Q : MVになっている2曲「Here We Stand」と「Save Your Life」についてコメントをお願いします。

「Here We Stand」。この曲を書き始めたときはバンドにグレッグとオレの2人しかいなかった。まさに自身のために作った力強く重要な曲と言えると思う。歌詞にもあるように、ここで再び立ち上がるんだ!ってね。自分を信じていないとこのような曲は出来ないだろうね。これはここ5年間の旅について歌った曲さ。ビデオでは真っ黒い顔をしたオレが映っているからぜひ観て欲しいよ。

「Save Your Life」はホント、クールな曲だね。いい曲をたくさん生み出してきたけど、その中でも誇れる曲さ。でもあっという間に完成したんだ。グレッグとある日ジャムしていると次々にアイディアが閃いて、すぐにリズムとヴァースが仕上がり、サビも完成した。レコーディングしているときにも、これは素晴らしい曲になると確信していたよ。一番最初にシングルにしたかった曲だけど、残念ながらレーベルには承認されなかった。ビデオに登場している女性のことは聞かないで欲しい(笑)。

Q : アルバム・タイトルについて教えてください。何かコンセプトはありますか?

特にコンセプトみたいなのは存在しないけど、「Here We Stand」はリスナーみんなに向けた声明さ。自分自身にもね。オレたちに何が起こったかというメッセージでもある。いろいろな困難があったけど、それらを乗り越えて今ここに存在し続けているのさ。NEW DEVICEのスピリット、思想は生きているし、まだまだこれからという精神を持ち続けている。このタイトルはまさにピッタリだし、素晴らしいと思う。現在のありのままでパワフルな姿を見せることができて誇りに感じているし、それを証明することが出来た。とにかくアルバムをみんなに聴いてもらいたし、それからいろいろなことを感じ取って欲しいさ。

Q : アルバムのアートワークについて教えてください。

イエス。アルバムのカヴァーには意味があるよ。さっきも答えたけど、オレたちのパワフルで、より力強い存在意義を表わしている。セカンド・アルバムのカヴァーを考えているときから、オレ達自身の描写にすることは決めていた。メンバーの腕を見て何か気付いただろ?オレたちは光輪バンドと呼んでいるけど、それを身に付けている。このバンドは現在ファンのみんなも付けているんだ。このシンボルは団結を表わすものであり、我々みんな一致のシンボルさ。その円の中には角が無い。全ては等しく平等なのさ。参加したい人は誰でもウェルカムだし、みんな一体さ!というメッセージは伝えたいね。光輪バンドはそれらを代表するものであり、それを選んだ理由でもある。そのメッセージと意味がその中に存在しているのさ。

Q : ニュー・アルバムのセールス・ポイントを教えてください。

キミが熱いハード・ロック・ファンであれば、このアルバムはキミに捧げるよ。キミがメッセージや、その意味、歌詞に興味がある人、パワフルでメロディックなヴォーカル、轟くドラム、ロウで響き渡るマッシヴなギター、バンドらしいサウンドを聴きたい人は絶対聴くべきだよ。純粋なパッションとロックに初めて衝撃を受けたときの感情、オレたちの全てを込めたアルバムに仕上がっているからぜひ聴いて欲しい。さらにプロダクションもより壮大に、より良くなっているからね。

Q : あなたの知っている日本について教えてください。日本でライヴを行いたいですか?
日本はずっと前から心の中にある存在さ。先輩バンドが数多く日本でライヴを行い、伝説的なライヴ・アルバムも残しているよね?まさに夢に見るロックな国だよ。かつてのバンド、DAYS IN DECEMBERのアルバムは日本でもリリースされたんだ。でもバンドが解散してしまったから日本ツアーが実現することはなかった。だからいつかライヴが実現することを熱望しているさ。日本の礼儀作法や歴史、文化にも興味があり、尊敬しているよ。音楽も大切にじっくりと聴いてくれるファンが多いと聞いている。自然も素晴らしいよね。そんな日本へ訪れて、この目と耳と身体でリアルな日本を感じてみたい。夢だね。もしツアーが実現したらこの上ない喜びだし、名誉に思うことは間違いないさ!

Q : 日本のファンへメッセージをお願いします。

DAN:ここまでNEW DEVICEについてのインタビューに付き合ってくれたみんなにありがとうと言いたい。そしてNEW DEVICEというバンドを少しでもわかってもらい、興味を抱いてもらえたら光栄さ。オレたちは音楽に対していつも真剣に取り組んでいるし、ファンとロックン・ロールを尊敬している。そして信じた道を突き進んでいるし、ファンと音楽を信じているんだ。今まさに自分たちのレコードが日本でリリースされることにとてもエキサイトしているんだ。そのCDがみんなのサウンド・システムからプレイされ、日本でNEW DEVICEの曲が流れていると考えただけでワクワクしてくる。本当に誇りに思う。近い将来、日本のファンに会いたいと本当に望んでいるよ。ありがとう!

ROZ:サポートしてくれたみんなにありがとうと言いたい。感謝の気持ちでいっぱいさ。日本のファンの前でプレイするのが待ちきれないよ!
NICK:みんなとロックできることを楽しみにしているよ。ジャック・ダニエルは絶対に持っていくさ!

Matt:もうとにかく今すぐにでも日本へと飛んで、みんなの前で演奏した気持ちでいっぱいさ!Rock On!!

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2014年09月10日 10:56