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音楽&ファッション界から熱い注目を集めるラッパー=セオフィラス・ロンドン

Theophilus London

2011年、 デビュー・アルバム『TIMEZ ARE WEIRD THESE DAYS』をリリースし、そのスタイリッシュなエレクトロ・ヒップホップ・サウンドで音楽シーンのみならず、ファッション・シーンからも熱い注目を浴びた、ブルックリン育ち、でも名前はロンドンなラッパー/プロデューサー/ソングライター、セオフィラス・ロンドン。

2014年、GAPのスプリング・キャンペーンに登場し、モデルとしても活動している彼の待望のセカンド・アルバム『VIBES!』が登場した。今作最大の注目ポイントは、あのカニエ・ウエストがエグゼクティヴ・プロデューサーを務めているだけでなく、1曲客演もしていること。セオフィラス曰く、カニエは「俺の声と音楽を通してカルチャーに貢献したい」と考えており、「俺がよりよいミュージシャンになるために力を貸したいと思い、『VIBES!』の制作過程の間、彼は俺のよき助言者になってくれた」という。ちなみに、カニエがエグゼクティヴ・プロデューサーになることを承諾したのは、パリをドライブしているときに、カーステレオで「Neu Law」を聞いたときだったという。

カニエ・ウエストの他、本作には注目のゲストも参加。ディープで洗練されたアーバン・ソウルで知られる“メロウ大王”、リオン・ウェアが2曲でフィーチャリング・アーティストとして参加しているほか、セオフィラスとともに、クリエイティヴ・プロデューサーのクレジットに名を連ねている。セオフィラスにとってリオンは「大好きなプロデューサーの一人だという」。確かに、前作『TIMEZ ARE WEIRD THESE DAYS』のジャケットも、リオン・ウェアの名盤『LEON WARE /夜の恋人たち』へのオマージュであり、彼に対するセオフィラスのリスペクトぶりがうかがえる。

さらにフランスのアンニュイな女性ヴォーカリスト/女優、SOKOもフィーチャリング・アーティストとして、「Smoke (Interlude)」に参加しているほか、デヴ・ハインズとフォース・MDズなども客演を果たしている。

2年かけて、パリ、ニューヨーク、そしてドイツでレコーディングされ、カリフォルニアのパームスプリングスでプロデュースされたというこのアルバムは、音だけでなく、そのパッケージも注目に値する。ジャケットの写真そしてアートディレクションを手掛けるのは、大御所ファッション・デザイナー、カール・ラガーフェルド。


タグ : ラップ/ヒップホップ

掲載: 2014年10月27日 16:58