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幻想的なハード・ロックは不変!ヨーロッパ、10作目となるアルバム

Europe

 

1983年デビューの北欧ハード・ロック/ヘヴィ・メタルの始祖的存在ヨーロッパが、2012年リリースの『BAG OF BONES』から3年振りとなるスタジオ・アルバム、記念すべき通算10作目『WAR OF KINGS』を発表する。

■心機一転で挑む通算10作目

2014年、EUROPEは新たなマネジメントと契約し、新作を初めてのプロデューサーと作り、それを新たなレーベルからリリースすることを発表。実際バンドは、THIN LIZZYやBLACK STAR RIDERSらを抱えるSiren Artist Managementと契約し、ニュー・アルバムを米国人プロデューサーのデイヴ・コッブと初タッグを組み制作。新たにディールを交わした、MOTORHEADやSAXON、ALICE COOPERらも所属するドイツの大手レーベルUDR Recordsから、そのアルバムをリリースする。(日本を除く)

デイヴ・コッブをプロデューサーに起用したことに関して、シンガーのジョーイ・テンペストはこう語る。

「彼はロックンロールを護っている数少ないプロデューサーのひとりだよ。RIVAL SONSの『PRESSURE AND TIME』を聴いたとき、『このとてつもないプロダクションは誰によるものだ!? 心と魂に満ちていて、自信満々で、活き活きしていて、リアルで』、と思ったよ。彼を我々のチームに迎えることができて、エキサイトしている」

マネジメント、レーベル、プロデューサーのみならず、レコーディング・スタジオもストックホルムのPanGaia Studiosを初めて使用するなど、デビュー30周年を2013年に迎えた大ヴェテランにしてなお、チャレンジすることや止めない。

■メロディ充実のハード・ロック

前作「BAG OF BONES」は、かなりブルーズ色の濃い、ミドル・テンポとスロー・テンポ主体の作風だったが、本作はヘヴィなリフはありつつも、明朗で軽快なメロディを有し、“Hole In My Pocket”などといったジョン・ノーラム(g)がソロを弾き倒すアップ・テンポな曲もあるハード・ロック・アルバムに仕上げてきた。また、アルバムを締めくくるボーナス・トラック“Vasastan”は、故ゲイリー・ムーアを彷彿とさせるジョンの泣きのフィーリングを湛えた名ギター・インスト・バラード。

ちなみに、オープニングを飾るタイトル・トラック“War Of Kings”は、1941年に出版されたスウェーデン人作家フランス・ベンツォン著の『Röde Orm(英語タイトル:The Long Ships/邦題:長い船団)』という小説を題材にしている。10世紀後半のヴァイキングたちの冒険がえがかれた小説だ。

また、“Rainbow Bridge”は、まさしく東京のレインボーブリッジを指す。『LOUD PARK 13』での来日でホテル近くの高層ビルにあるバーを訪れた際、そこから望むレインボーブリッジの夜景があまりに美しかったことから生まれた曲。

■2015年も精力的に活動

2015年1月のジャパン・ツアーを皮切りに、精力的な活動を行う。3月には、スコット・ゴーハム(g)率いるTHIN LIZZYの現メンバーたちからなるBLACK STAR RIDERSをゲストに迎えたアイルランド&UKツアー、4月には『Monsters Of Rock Cruise』といった具合に、アルバム発表直後は特に濃密なライヴ・スケジュールが組まれている。さらには、11月には、SCORPIONSのフランスでのツアーを、スペシャル・ゲストとしてサポートする。

 

 

 

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2015年01月23日 13:21