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名手ギル・シャハムがモダン奏法で挑んだバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲

ギル・シャハムのバッハ:無伴奏

全てのヴァイオリニストが「一度は完璧に演奏したい」と願っているであろう、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ。この孤高の作品に、名手ギル・シャハムも細心の注意を払って今回の録音に臨みました。30年以上もこの作品を研究し、10年間に渡り公式な演奏会で演奏、その間にグラミー賞を受賞するなど、全てにおいて完璧な奏者であるギル・シャハムにとっても、この作品は特別であり、録音する際には大きなプレッシャーがかかったことは疑うべくもありません。しかし彼は数多くの視点からこの作品の本質に迫り、自分自身の中で答えを見つけたようです。演奏する際は、最近の流行のようなピリオド奏法ではなく、美しいヴィヴラートを用いることにも躊躇せず、またテンポも彼自身が納得の行くものを採用しています。彼が突きつけるバッハの姿をぜひ味わってみてください。(ナクソス・ジャパン)

【収録曲目】
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006
<CD1>1-4.ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001/5-12.パルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002/13-16.ソナタ 第2番 イ短調 BWV1003
<CD2>1-5.パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004/6-9.ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005/10-15.パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006

【演奏】
 ギル・シャハム(ヴァイオリン=アントニオ・ストラディヴァリウス「コンテス・ポリニャック」1699年製)

【録音】
2014年6月24.30日,7月1-3日ドイツ ミュンヘン,バイエルン放送第2スタジオ

ギル・シャハム プロフィール
ヴァイオリニスト。1971年米国イリノイ州生まれ。イスラエルに移住し7歳からヴァイオリンを始め、急速に才能が開花し、10歳でエルサレム響とスターン、ミルシテイン、シェリングらの前で演奏する。82年にはメータ指揮イスラエル・フィルと共演し、クレアモント・コンクールで優勝。その後ジュリアード音楽院でドロシー・ディレイ、エラーマンらに師事する。優れたテクニックと輝かしい音色が特徴で、期待の若手ヴァイオリニストの一人。(音楽出版社)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2015年02月12日 13:30