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やなせたかし作詞の楽曲も収録~松村禎三:こどものための音楽

松村禎三:こどものための音楽

松村禎三が家族とともに住み、愛した狛江市で開催された個展演奏会より。
これまでスポットが当たることがなかったが、松村が子供のために作曲した音楽は、メロディアスな珠玉の小品ばかり。それを松村とも深い関係にあった「ひばり児童合唱団」が美しく透明感あふれる歌声で披露した。松村禎三に関係の深い人物と弟子たちによって作られたグループ「アプサラス」による第4回演奏会「狛江から世界の松村禎三へ」よりライヴ収録。ボーナストラックとして、生前松村自身が演奏して録音を残していた「ギリシャによせる2つの子守歌」を収録した。
尚、2013年のコンサートには、やなせたかし氏が「コンサートで歌われるのは初恋の人に巡り会ったように胸がときめきます」指揮者の榊原徹氏は「まだ体験していない方にはお薦めする責任があります」とコメントを寄せてくださいました。

【特筆点】

<その1>ひばり児童合唱団
松村禎三が皆川おさむのソロとひばり児童合唱団のために作曲した映画主題歌「ぼくが鳥になったら」は録音以来の再演・舞台初演の録音となります。

<その2>寺山(森崎)偏陸(寺山修司の弟)
寺山による劇団「天井桟敷」のメンバーでもあった偏陸が「ぼくが鳥になったら」でナレーションを担当。

<その3>松村禎三による幻の合唱曲
松村禎三が教科書等のために少なからず書いていた作品が初の本格的上演となった演奏会の録音。まどみちお、やなせたかしなど大家の詩による作品のユーモアとペーソスは必聴です!

※合唱曲の作詩者である、やなせたかし氏よりのメッセージ※
ずいぶん昔のことなので記憶はおぼろげですが、東京芸大の作曲家の教授松村禎三氏がぼくの詩集「愛する詩」の中から数曲を作曲したいと言って突然ぼくの仕事場に来られたときには本当にびっくりしました。〈中略〉今度またコンサートで歌われるのは初恋の人に巡り会ったように胸がときめきます。

松村 禎三
1929~2007年、京都市生まれ。旧制第三高等学校理科卒業。ピアノを高橋恒治に、和声を長広敏雄に学ぶ。49年東京に移り、作曲を池内友次郎、伊福部昭に師事。55年「序奏と協奏的アレグロ」が毎日音楽コンクール作曲部門第1位を受賞し、その後次々と作品を発表する。78年サントリー音楽賞の受賞を機にサントリー音楽財団からオペラの委嘱を受ける。自ら台本も手がけ、13年余をかけて作曲したオペラ「沈黙」(遠藤周作原作)が93年に初演され、新しい日本のオペラの誕生と大きな話題となった。強いエネルギーを秘め、流行に左右されない独自の個性をもつ作曲家として、国際的にも高い評価を受けており、94年のニューヨークにおけるミュージック・フロム・ジャパンで松村作品の特集が開催された。1988年10月サントリー音楽財団コンサート<作曲家の個展「松村禎三」>が開催され、「交響曲第2番」が初演された。また、映画音楽、劇音楽の分野でも優れた多くの仕事をしている。東京藝術大学名誉教授。主な受賞歴、1968年第17回尾高賞「管弦楽のための前奏曲」、1973年文化庁芸術祭優秀賞「ピアノ協奏曲第1番」、1978年第27回尾高賞「ピアノ協奏曲第2番」、1978年サントリー音楽賞、1990年紫綬褒章、1994年毎日芸術賞、都民文化栄誉賞、モービル音楽賞、京都音楽賞大賞。
(スリーシェルズ)

【収録内容】
1.天地の囁きとともに(詩:木下 富美子)
2.おさるがふねをかきました(詩:まど みちお)
3.かぜ(詩:クリスチナ・ロゼッティ 訳詩:いのくま ようこ)
4.ゆき(詩:三好 達治 編曲:甲田 潤)
5.だれかが小さなベルをおす(詩:やなせ たかし)
6.しろいけむり(詩:やなせ たかし)
7.アフリカ(詩:やなせ たかし)
8.けんきゅうしよう(詩:やなせ たかし)
9.みみず旅日記(詩:やなせ たかし)
10.ぼくが鳥になったら(詩:西多賀ベッドスクール児童 編曲:高橋 裕)
11.『紙屋悦子の青春』のテーマ(編曲:塚本 一実)
12.アンコール(ぼくが鳥になったら)
13,14.ギリシャによせる2つの子守歌
【演奏】
ひばり児童合唱団
清田規子(指揮)
鈴木永子(ピアノ)
會田瑞樹(ヴィブラフォン)
宮脇奈菜美(トランペット)
森崎偏陸(ナレーション)[(1)~(12)]
松村禎三(ピアノ)[(13)(14)]
【録音】
2013年8月4日狛江エコルマホール(1~12)
1996年11月(13,14)(カメラータトウキョウ録音)
協力:松村家、アプサラス http://www.t-apsaras.jp/
デザイン:田代亜弓
企画構成:スリーシェルズ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2015年03月18日 15:26