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20世紀シリーズ10タイトル~シャイー、デュトワ、C.デイヴィス、ラトルらによる同時代音楽

20世紀シリーズ新譜10タイトル
ユニバーサル・ミッド・プライスの「20世紀シリーズ」に英デッカ音源10タイトルが登場。ツェムリンスキー、シベリウス、ウォルトン、ティペット、デュティユーらの作品が超一流演奏家による名演、名録音で楽しむことができます。期間限定のスペシャル・プライスですのでお求めはお早めに!(タワーレコード)

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逡巡する意思を的確に描き出すシャイー《ツェムリンスキー:抒情交響曲、他》
マーラーの「大地の歌」と同じく、2人の独唱者と大管弦楽がエキゾチックな詩の世界を辿るツェムリンスキーの代表作。シャイーはこの作品の持つ混沌とした響きと、その奥に隠された逡巡する意思を的確に描き出しています。ワーグナー歌手として名高いソプラノ、マルクと、名手ハーゲゴールの堂々たる歌唱も見事。

ツェムリンスキー:1) 抒情交響曲Op.18, 2) 交響的歌曲Op.20, 3) 詩篇第83番
【演奏】アレクサンドラ・マルク(ソプラノ:1), ホーカン・ハーゲゴール(バリトン:1), ウィラード・ホワイト(バス:2), ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1&2), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(3), スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団(3), リッカルド・シャイー(指揮)
【録音】1993年10月, アムステルダム、コンセルトヘボウ(1&2)/1977年6月, ウィーン、コンツェルトハウス

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ノリントンのイギリス音楽への別格な思い《V=ウィリアムズ:管弦楽作品集》
最近はマーラー、ブルックナーでも名演を聴かせるノリントン。しかし、1990年代にはまだ彼は古典派、バロック指揮者として名高かったため、このヴォーン・ウィリアムズは驚きを持って迎え入れられました。とはいえ、エイドリアン・ボールトを師に持つノリントン。イギリス音楽へ向ける深い思い入れが見え隠れするバロック的なアプローチで、迷いのない演奏を聴かせます。

V=ウィリアムズ:1) 交響曲第2番「ロンドン交響曲」, 2) タリスの主題による幻想曲, 3) 音楽へのセレナード
【演奏】ロジャー・ノリントン(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1996年11&7月, ワトフォード・コロッセウム[デジタル・セッション]

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コリン・デイヴィス&ボストン響の静謐なるシベリウス《シベリウス:交響曲第3, 6, 7番》
デイヴィスはシベリウスを後年にロンドン響とも録音していますが、このボストン響との録音はフィンランドでも絶賛されたという完成度の高いものです。とりわけ第6番と第7番での清々しく高貴な雰囲気は、まさにデイヴィスならでは。第3番の安定した演奏も聴き手を魅了します。

シベリウス:1) 交響曲第3番ハ長調Op.52, 2) 交響曲第6番ニ短調Op.104, 3) 交響曲第7番ハ長調 Op.105
【演奏】コリン・デイヴィス(指揮)ボストン交響楽団
【録音】1975~1976年, ボストン、シンフォニー・ホール[ステレオ:セッション]

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現代的響きのイギリス抒情性《ウォルトン:交響曲第1番、チェロ協奏曲》
1959年ロンドン生まれのチェリスト、ロバート・コーエン。12歳でデビューして以降、エルガーなどお国ものの堅実な演奏が評価され、日本にも来日経験があります。このウォルトンのチェロ協奏曲はピアティゴルスキーの依頼により1956年に作曲されたもので、現代的な響きの中にもイギリスらしい抒情性を秘めた佳品。1935年に書かれたシベリウス風の神秘的な交響曲第1番とのカップリングです。

ウォルトン:1) チェロ協奏曲, 2) 交響曲第1番
【演奏】ロバート・コーエン(チェロ:1), アンドルー・リットン(指揮)ボーンマス交響楽団
【録音】1993年11月, サウサンプトン、ギルドホール[デジタル・セッション]

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緊迫感あるコリン・デイヴィスの名演《ティペット:われらの時代の子》
1938年に起きた実在の事件(ポーランド人のテロリストがナチスの外交官を射殺、これが元で反ユダヤ主義暴動が発生した)をもとに、ティペット自身がテキストを作成し、1942年に完成したオラトリオ「われらの時代の子」。バッハの受難曲を模した形式に則り、途中で黒人霊歌をはさみながら緊迫の物語が展開していく問題作です。全ての独奏者、合唱を手堅くまとめたデイヴィスの手腕が光る名演で。

ティペット:オラトリオ「われらの時代の子」
【演奏】ジェシー・ノーマン(ソプラノ), ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ), リチャード・キャシリー(テノール), ジョン・シャーリー=カーク(バス), BBCシンガーズ, BBCコラール・ソサエティ, BBC交響楽団, コリン・デイヴィス(指揮)
【録音】1975年3月, ロンドン[ステレオ:セッション]

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マルタンの作品の魅力を端的に伝えるシャイーの名演《マルタン:作品集》
スイスの作曲家、フランク・マルタン。創作初期はフランクやダンディの影響を受けるも、のちに十二音技法を独自に発展させた独特の作品を作り上げるようになります。録音の少なさもあり、あまり人口に膾炙している作曲家とは言い難いですが、このシャイーのアルバムは、ジャック・ズーンやジョン・ハールなどの名プレーヤーの魅力も含め、マルタンの面白さを端的に伝えるもので、「マルタン入門」としても最適と言えましょう。

フランク・マルタン:1) フルート、ピアノと弦楽のためのバラード, 2) サクソフォン、ピアノと管弦楽のためのバラード, 3) ピアノと管弦楽のためのバラード, 4) トロンボーン、ピアノと弦楽のためのバラード, 5) 7つの管楽器、ティンパニ、打楽器と弦楽のための協奏曲
【演奏】ジャック・ズーン(フルート), ジョン・ハール(サクソフォン), ロナルド・ブラウティガム(ピアノ), クリスティアン・リンドバーグ(トロンボーン), ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団, リッカルド・シャイー(指揮)
【録音】1991~1994年、アムステルダム、コンセルトヘボウ[デジタル・セッション]

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デュトワ指揮によるフランスの伝統を受け継いだ音楽《デュティユー:協奏曲集》
フランス6人組の後継者である作曲家デュティユー。彼の作品はフランスの伝統を受け継ぎながらも、独自の路線を貫くものであり、その作品の多くから彼が探求した「時」「闇」の概念を感じ取ることができます。「夢の樹」と題されたヴァイオリン協奏曲、「遥かなる遠い国へ」と題されたチェロ協奏曲。デュティユーを得意とするデュトワの納得の指揮で、神秘的で時に抒情的な音楽をお楽しみ下さい。

デュティユー:1) ヴァイオリン協奏曲, 2) チェロ協奏曲
【演奏】ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン), リン・ハレル(チェロ),シャルル・デュトワ(指揮)フランス国立管弦楽団
【録音】1993年7月、パリ、パリ、ノートルダム・デュ・リバン教会[デジタル・セッション]

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不思議な音響で満たされた独自の音楽世界《マックスウェル・デイヴィス:交響曲第1番》
ある時は新古典派風の作品を書き、ある時にはオークニー諸島の晦渋な海の風景をひたすら描き、またある時にはパスティーシュ風のラジカルな音楽を書くことで知られるイギリスの現代作曲家、マクスウェル・デイヴィス。この交響曲第1番は摩訶不思議な音響で満たされた独自の世界を味わうことができるものです。

ピーター・マックスウェル・デイヴィス:1) 交響曲第1番, 2) 歌劇「タヴァナー」よりダンス
【演奏】サイモン・ラトル(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(1)/マックスウェル・デイヴィス(指揮)ファイヤーズ・オブ・ロンドン
【録音】1978年8月(1), 1972年1月(2), ロンドン、キングズウェイ・ホール

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シャイー指揮の演奏が快感を呼び起こす!《シュニトケ:合奏協奏曲》
古典的な形式を用いて書かれた合奏協奏曲ですが、シュニトケらしく、ここに使われている音は多彩で自由なものばかり。もちろん極端な前衛ではなく、ところどころでは調性らしきものも聞きとることが出来ます。「交響曲第5番」と題された合奏協奏曲第4番も、同傾向の音楽であり、暴力的とも言える音の動きはある種の快感を呼び起こします。スコアの隅々までに目を配ったシャイーが繰り広げる見事な演奏をお楽しみください。

シュニトケ:1) 合奏協奏曲第3番, 2) 合奏協奏曲第4番(交響曲第5番)
【演奏】リッカルド・シャイー(指揮) ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】1989~1990年, アムステルダム、コンセルトヘボウ[デジタル・セッション]

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自作にモダン・ジャズのテイストを組み込んだ音楽《タネジ:作品集》
イギリスの現代作曲家の一人、タネジの作品集。マイルス・デイヴィスに傾倒し、自作にモダン・ジャズのテイストを好んで取り入れていることでも知られ、若い世代から圧倒的な支持を得ています。このアルバムには彼の代表作であるサクソフォン協奏曲を始め、タネジの作風を端的に表す3つの作品が収録されています。

マーク=アンソニー・タネジ: 1) サクフォフォン協奏曲「子守唄」, 2) ナイト・ダンス, 3) Dispelling The Fears
【演奏】1) マーティン・ロバートソン(サクソフォン), アンドルー・デイヴィス(指揮)BBC交響楽団, 2) オリヴァー・ナッセン(指揮)ロンドン・シンフォニエッタ, 3) ダニエル・ハーディング(指揮)フィルハーモニア管弦楽団
【録音】1995~1996年、ロンドン[デジタル・セッション]

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2015年07月16日 15:30