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ハードなブルース・ロックを現代に蘇らせる、新世代ギタリスト:フィリップ・セイス

Philip Sayce

 

ダイナミクスに満ちたパフォーマンスとエモーショナルな歌声、そして超絶テクとグルーヴィなブルース・コードを駆使した胸を打つギター・ワークで、数々の偉大なギタリスト達と比較されるほどの存在感を持つ彼の最新作『インフルエンス』が日本盤で登場!

まるでジミ・ヘンドリックスを思わせるようなギターで幕を開ける「アウト・オブ・マイ・マインド」や素晴らしい泣きのギターをフィーチャーする生々しい感情を捉えた「フェイド・イントゥ・ユー」といったオリジナル楽曲の他、アルバム・タイトルにもあるように彼に大きな「影響(インフルエンス)」を与えてきた楽曲を彼独自の手法でカヴァーした楽曲(リトル・リチャードの「グリーン・パワー」や、グラハム・ナッシュの「ベター・デイズ」など)で構成されたこの作品は、過去と現在、そして未来へと続いていくブルース・ロック/ギターを堪能できる、秀逸な作品だ。

2007年にはアイルランドが生んだヴィンテージ・ハード・ロック・バンドTHE ANSWERとのダブル・ヘッドライナー公演として来日しているフィリップ・セイス。その組み合わせからも分かるように、ブルース・ロックとはいえよりハードなサウンドを特徴とするフィリップは、生粋のブルース・ファンからも、そしてハード・ロック・オーディエンスからも大きな支持を得るアーティストだ。またそのサウンドだけでなく、彼の端正な顔立ちと、エモーショナルなギター・プレイは、より幅広いロック・ファンに響く事間違いなしの逸材なのだ。

FUJI ROCK FESTIVALへの出演も既に決定している彼。苗場の空気の中、フィリップ・セイスが奏でる胸を熱くするギターとヴォーカルが鳴り響く事になるこの出演で、彼の名前はより多くの人に知られるようになることは間違いないだろう。

 

掲載: 2015年07月23日 10:36