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必見!J-ROCK好きにオススメする日本のヒップホップ

普段はロックしか聞いていないというあなたに贈る日本のヒップホップ特集。癖のあるアーティストばかり、でもロックと通じる何かがある、そんな作品をご紹介!夏フェスでは普段は聴かないジャンルのアーティストも耳にする機会が多いはず。そんな時のちょっとしたガイドになれば幸いです。

■KOHH
日本のみならず海外からも注目を集める若手ラッパーの代表格KOHH。その切っ掛けは韓国人ラッパーKeith Apeの楽曲“It G Ma”に客演したこと。そのような来歴はさておき最新作『DIRTII』に収録されている“Die Young”を聴いてほしい。あまりにエモショーナルなその<叫び>に心揺さぶられるはず。2016年のフジロックではWHITE STAGEでのアクトとして起用されるなど、ロックとヒップホップの垣根を崩す最先鋒として今後はヒップホップ・ファン以外の注目を集めていくことは間違いなし。

 

■ANARCHY
ストリートから生まれたヒップホップのあり方をストレートに体現するラッパーの中でも抜きんでた実力で、メジャーレーベルであるAVEXより最新作をリリース。その作品『BLKFLG』の中でTHE BLUE HEARTSの名曲“チェインギャング”をカヴァー。ロックのストリート感とヒップホップのストリート感の交差点に意図したのか偶然なのか立っている稀有な存在。

 

■THA BLUE HERB
BOSS THE MCを中心とする北海道・札幌をベースに活動を続ける彼等。図らずも上記に挙げたANARCHY同様THE BLUE HEARTSの(独自な)カヴァーを発表している。また、クラムボンとのコラボ作などジャンルを超え音楽の強度を共有できるアーティストとの共演の実績も。音源を聴いたらぜひライヴに足を運んでほしい。BOSSの熱気にあてられること間違いなし!

 

KANDYTOWN
先ごろメジャーデビューが決まったラッパー・DJ・ビートメイカー・フィルムディレクターなど、東京の街を生きる幼馴染たち総勢16名で構成されたヒップホップ・クルー。そのメジャーからのリリースとなるファースト・アルバムはメンバーと保育園・小学校からの仲であるOKAMOTO'Sのドラマーであるオカモトレイジが絡んでるという。ロックなのかヒップホップなのか、どちらかの表現を選択することがアティチュードの表明ではなくなってきていることの証左なのかもしれない。

 

PSG
PUNPEE、S.L.A.C.K.(5lack)、GAPPERの3人からなるヒップホップ・ユニット。ヒップホップだけでなくロックもルーツにもつメンバーから構成される故に自由度の高いトラックで聴く人を選ばない。嗅覚鋭い曽我部恵一の耳に引っかかるのも当然という事か、PSGは曽我部恵一の“サマーシンフォニー”で共演している(残念ながら現在入手困難)。PSGのなかでも5lackの活動のフレキシビリティーは目を見張るものがある。

 

Moe and ghosts×空間現代
ラップ担当の萌とトラック担当のユージーン・カイムによるMoe and ghostsとアヴァン・ロック・バンド空間現代とのコラボ作。空間現代によるまったく予断を許さぬ変拍子攻撃に萌のラップが対峙するというスリリングな作品。実験の過程報告という事では決してなく一つの<ポピュラーミュージック>として呈示されているのが流石。

 

掲載: 2016年06月16日 23:00