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ボーダレスに活躍するジャズ・ヴァイオリニスト、スコット・ティクシエのアルバム

Scott Tixier

フランス生まれ、2007年にNYに移住したヴァイオリニスト、スコット・ティクシエ、4年振りの新作。憧れのパット・メセニーにも賞賛され、ジャズ界では、ジョン・ヘンドリックスからロニー・プラキシコ、そしてティグラン・ハマシアンと共演ということからもボーダレスなものが伺えますが、ジャズ以外のフィールドでも大活躍。ナタリー・コールにグラディス・ナイト、そしてなんと、スティーヴィー・ワンダーの2年に及ぶツアーにも同行しています。

本作は、そんな経験からインスパイアされ新しいサウンドを追究したアーティストの試みを形にした作品。

かつてアート・ブレイキーのバンドに在籍し、ケニー・ギャレットとも親交深くプロデューサーもつとめるドナルド・ブラウンと2012年に邂逅し、プロデュースを依頼。グレン・ザレスキ、リッキー・カーティス、ジャスティン・ブラウンら強力なメンバーを迎えて、ジャズを基礎にしながら、スペイシーで物語にも満ちたコンテンポラリーなサウンドを展開しています。

エロール・ガーナーの超名曲/ジャズ・スタンダード「ミスティ」や、ジャンゴ・ラインハルトの曲を優雅に奏でる展開あれば、スティーヴィー・ワンダーに捧げ、ハーモニカをフィーチャーしたポップなナンバーあり。一方ラストでは、クリス・ポッターのテナーソロを大々的にフィーチャーした、マッシヴな演奏も。

作品では、喜びや希望、哀しみや絶望と共に織りなされていく人生をたたえるものにしたかったとか。M8「King Of Sorrow」は祖母の死を経験し、悲しみに全てを奪われ破壊されてはならないということを表現した曲、一方M3「100,000 Hours」は“一つのことに100,000時間を費やせばなにかしらの成果を生む”という、現代の格言を元に、その希望を描いたものだとか。

30代にしてジャズに留まらず大きな経験を積むヴァイオリニスト、今後が楽しみです。


Scott Tixier / Cosmic Adventure

1. Maze Walker
2. Dig It
3. 100,000 Hours
4. Troublant Bolero
5. Mr Tix
6. Misty
7. Nil’s Landing
8. King Of Sorrow
9. Beam Me To Mars

Produced by
Donald Brown

メンバー:
Scott Tixier(vln)
Yvonnick Prene(hca)
Glenn Zaleski(p)
Luques Curtis(b)
Justin Brown(ds)
Pedrito Martinez(congas M1&2)
Chris Potter(ts)

掲載: 2016年07月21日 16:31