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注目の若手ソプラノ歌手、小林沙羅の2ndアルバムは慈愛にあふれるララバイ集

小林沙羅

2014年に「花のしらべ」でデビューした新時代のDIVA小林沙羅の2年ぶりとなるアルバムのテーマは「祈り」、そして「愛」。
人として向き合う大きな愛情、慈愛の心、子どもへの無償の愛をアヴェマリアと子守歌に想いを込める。この2年間、歌手として、表現者として著しい成長を遂げており、安定感のある優しい歌声が包み込む。
温かな気持ちになれるクラシックの15曲に加え、自身、初めてお腹に命を宿し、語りかけるように言葉を紡ぎ書き下ろしたオリジナル曲も収録。一人の人間として、女性として、そして母親として、今を生きる小林沙羅の想いを込めた。
誰しもが一人ではない、親に包まれ守られていた頃を思い出す、そんな全世代に向けた愛に満ちたアルバムが発売される。
何度も共演を重ねているピアニスト、河野紘子を迎え、読売日本交響楽団のチェロ奏者、髙木慶太が音色に華を添えている。
(日本コロムビア)

【収録曲目】
1.シューベルトの子守歌(作曲:シューベルト/作詞:クラウディウス?)
2.ブラームスの子守歌(作曲:ブラームス/作詞:シュラー) 
3.カッチーニのアヴェマリア(作曲:ヴァディロフ)
4.歌(作曲:池辺晋一郎/作詞:新川和江)
5.お江戸子守唄(民謡/編曲:中村裕美)
6.シュトラウスの子守歌(作曲:R.シュトラウス/作詞:デーメル)
7.モーツァルトの子守歌(作曲:フリース/作詞:ゴッター) 
8.マリアの子守歌(作曲:レーガ-/作詞:ベーリッツ)
9.揺籃のうた(作曲:草川信/作詞:北原白秋)
10.ねむの木の子守歌(作曲:山本正美/作詞:美智子皇后陛下)
11.バッハ-グノーのアヴェマリア(作曲:バッハ/編曲:グノー)
12.ピエ・イエズ(作曲:ロイド=ウェバー) 
13.そして小鳥は(作曲:プッチーニ/作詞:フチーニ) 
14.マスカーニのアヴェマリア(作曲:マスカーニ/作詞:マッツォーニ) 
15.子守唄よ(作曲:中村裕美/作詞:中原中也)
16.子守歌 (作曲・作詞:小林沙羅) 新曲
17.風の子守歌(作曲:池辺晋一郎/作詞:別役 実)
【演奏】
小林沙羅(ソプラノ)
河野紘子(ピアノ)
髙木慶太(チェロ-3,4,5,13)
【録音】
2016年6月7日、秋川きららホール
2016年6月8-9日、小金井宮地楽器ホール

こばやし・さら プロフィール
東京藝術大学卒業。同大学院修士課程修了。2010年度野村財団奨学生、11年度文化庁新進芸術家在外研修員。14年度ロームミュージックファンデーション奨学生。2010年よりウィーンとローマにて研鑽を積む。
06年に『バスティアンとバスティエンヌ』バスティエンヌ(井上道義指揮)でデビュー後、東京芸術劇場シアターオペラシリーズ 08年『イリス』芸者、09年『トゥーランドット』リュー、14年『こうもり』アデーレ、日生劇場 09、13年『ヘンゼルとグレーテル』グレーテル、兵庫県立芸術文化センター11 年『こうもり』アデーレ(佐渡裕指揮)などに出演。千住明・松本隆の『隅田川』狂女、三枝成彰『KAMIKAZE』愛子(大友直人指揮)、二宮玲子・林望『源氏物語 MABOROSHI』紫の上など、多くの新作オペラ初演を務める。12年ソフィア国立歌劇場『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ役で欧州デビュー、同歌劇場『愛の妙薬』プレミエ公演にアディーナ役で出演、ウィーン楽友協会ベートーヴェン第九ソリスト、オペレッタ「オスカーシュトラウス声楽コンクール」2位を受賞等、海外へも活動の幅を広げている。
13年には「NHKニューイヤー・オペラ・コンサート」出演、14年3月に日本コロムビアよりデビューCDアルバム「花のしらべ」をリリース。紀尾井ホールにてソロリサイタルを開催、9月にはN響チャリティコンサートHOPEに出演、また、14-15年に新国立劇場シーズンオープニング公演新制作「パルジファル」花の乙女役に出演、2015 5月から 11月にかけて野田秀樹演出×井上道義指揮、オペラ「フィガロの結婚」でスザ女(スザンナ)役を務め、好評を博す。

ヨーロッパの音楽学校で歌の勉強をしてきた歌手の方たちのお話を聞くと、誰もが口にするのが、彼の地での演技指導の厳しさです。美しい発声と正確なテクニックで歌うことは当たり前で、ひとたび舞台に立てば、歌い手は全身で音楽を表現しなければならない、それが歌手に課せられた最低限のミッションなのだとか。そして、演技は歌っているときばかりでなく、舞台に一歩足を踏み出した瞬間から始まっているのだそうです。オペラの舞台だけではなくクラシックの歌手は、リートのリサイタルでも歌をうたい演ずるわけです。
新進ソプラノ歌手、小林沙羅の経歴はまるで、この厳しい要求に応えるがためのものであるかような錯覚に陥ってしまいす。ピアノのレッスンから音楽修業をスタートさせつつ、同時にバレエのレッスンも開始。長じてからは日本舞踊を修め、舞台女優の道も考えていたそうです。つまり、歌手を目指して東京芸大に入学する頃には、ひととおりの演技のレッスンを終えた女優さんのタマゴが出来上がっていたわけです。ウィーンでの留学経験で、彼女の目論見は最良の形で完成されたことでしょう。
帰国後はリサイタル、オペラといった歌手としての活動ばかりでなく、現代詩表現グループ<VOICE SPACE>に所属。谷川俊太郎さんたち詩人たちとは、詩の朗読者としても共演を重ねています。そんなマルチな表現者、小林沙羅の語るように歌われる子守歌の素敵な世界をお楽しみください。
(タワーレコード)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2016年09月11日 00:00

更新: 2016年10月24日 00:00