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ニケ&ル・コンセール・スピリチュエル~古楽器によるケルビーニ“レクイエム”

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展覧会の前評判も空前絶後のマリー・アントワネットに捧げられた名品&ケルビーニの傑作!
ニケの快挙!
2016年10月下旬には、六本木の森アーツセンターで「マリー・アントワネット展」が――この展覧会、ヴェルサイユ宮殿の直接の監修のもと制作進行がなされてきた本格ぶりもさることながら、日本ではすでに美術展としても異例なほどの前売り券の売れ行きをみせているとか。
そんな折も折、ヴェルサイユ宮殿とフランス側でコラボレーションを続けるAlphaからも鮮烈な1枚が届きます!なんと「マリー・アントワネットのレクィエム」を収録したアルバム――そう、断頭台でその命を失った悲運の王妃は、夫であるルイ16世とともに、ナポレオン没落後のブルボン王政復古期のフランスで改めて名誉回復、追悼ミサが行われていたのです。亡き国王ルイ16世のためには、時のパリ音楽院総監ケルビーニ(!)があの不朽の傑作・ハ短調レクィエムを――そしてマリー・アントワネットのためには、数年後、かつて王妃に仕えたのち革命期にはオランダで活躍、王政復古後の王室礼拝堂副楽長となったベートーヴェン世代の俊才、歌曲作曲で大人気を誇ったプランタードの名品が...メユールやケルビーニの初期ロマン派フランス歌劇に聴くドラマティックな表現も随所に聴かれる2名品を、なんとよりによって異才ニケの痛快なタクト&古楽器演奏で聴けるとは!解説充実(訳付)、今こそ聞かれるべきシンフォニックな名作、お見逃しなく!
(マーキュリー)

2010年は生誕250年の記念年だったにも関わらず、クラシック・ファンにはオペラ「メディア」と、ニ短調の“レクイエム”のみが知られているといっていいルイージ・ケルビーニ。前者が聴かれているのは、かのマリア・カラスが当たり役として数種類の録音を残してくれたためでしょう。男声合唱のために書かれた後者の“レクイエム”(1836)は、半世紀ものあいだマルケヴィチがチェコ・フィルを振った録音が決定盤として君臨してきました。
この少々さびしい状況を打破してくれたのは、自ら創立したユース・オーケストラにケルビーニの名を冠したムーティです。旧EMIに積極的にケルビーニの宗教曲をレコーディングして、その全貌を明らかにしてくれたのです。1980年代のことでした。
2010年以降は、そんなケルビーニ・ルネッサンスの第2段階。エルヴェ・ニケのようにオリジナル楽器を使用したケルビーニ演奏が台頭してきました。そのニケも、最近はバロック音楽の領域から大きくはみ出した演奏活動を展開。モダン・オーケストラを振ってブラームスの“ドイツ・レクイエム”や、フォーレの“レクイエム”をレコーディングしています。今回のケルビーニに、いつもの手兵ル・コンセール・スピリチュエルで臨んでくれたのは、作曲家にとっても僥倖だったのではないでしょうか。
(タワーレコード)

【収録曲目】
ルイージ・ケルビーニ(1760-1842)
レクィエム ハ短調 (1816)~ルイ16世の思い出に捧ぐ

シャルル=アンリ・プランタード(1764-1839)
死者のためのミサ曲 ニ短調~マリー・アントワネットの思い出に捧ぐ

【演奏】古楽器使用
エルヴェ・ニケ指揮
ル・コンセール・スピリチュエル
【録音】

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2016年10月04日 11:39