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Naxos~2017年4月発売予定新譜情報(11タイトル)

ナクソス4月新譜

幅広いレパートリーと実力派アーティストの録音を楽しめる事で人気の廉価レーベルNaxosレーベルの新譜情報です。このレーベルでしか聴けない珍しい曲も多数含まれており興味深い作品も多数。良質な演奏を安価でお求めいただけます!

ラヴェル(1875-1937):管弦楽作品集 第5集~付随音楽「アンタール」(原曲:R=コルサコフ)
1889年のパリ万博で「ロシア音楽」に初めて接した14歳のラヴェル。この時の強い衝撃はずっと彼の心に残り、創作人生の支えとなりました。1907年にリムスキー=コルサコフの「アンタール」のスコアに出会ったラヴェルは、「交響曲」もしくは「交響組曲」として完成された12世紀の物語を新しく劇音楽に作り替えることを発案、ベルリオーズの「幻想交響曲」の"固定観念=idee fixe"と同じく、アンタールに一つの主題を与え、壮大な物語として仕立て上げました。
リムスキー=コルサコフのスタイルを用いてラヴェルが作曲した第1番bis(トラック1)や、時には別作品である「ムラダ」からも曲を引用したこのラヴェル版は出版されることはありませんでしたが、今回の世界初録音では、2014年に書かれたアマン・マルーフによる新しいテキストを朗読として付け加えた"新しい作品"として甦りました。ロシアの重厚な響きの中に東洋風の雰囲気が漂うユニークな作品を、スラットキンとリヨン管が見事に表現しています。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
モーリス・ラヴェル:
1.-16.付随音楽「アンタール」(原曲:リムスキー=コルサコフ)
17.-19.シェエラザード(1903)

【演奏】
アンドレ・デュソリエ(ナレーター)[1-16]
イサベル・ドゥルェ(メゾ・ソプラノ)[17-19]
フランス国立リヨン管弦楽団
レナード・スラットキン(指揮)
【録音】
2014年6月11-14日(1-16)、2014年9月2.3日(17-19)
the Auditorium de Lyon、France ライヴ収録

細川俊夫(1955-):大鴉(おおがらす)
エドガー・アラン・ポー(1809-1849)の「THE RAVEN - 大鴉」は1845年に「イヴニング・ミラー」紙に掲載され、瞬く間に人気を博した作品です。恋人を失って嘆き悲しむ主人公の元に、人間の言葉を操る「大鴉」がやってきては彼の心をかき乱し、その謎めいた言葉はやがて主人公を狂気の淵へと追いやるというものですが、全編を貫く高貴な様式と、文学性、そしてあらゆるところに散見される古典への比喩など、多くの点で人々の心を捉えて話さない魅惑的な物語詩なのです。日本が誇る作曲家、細川俊夫も「大鴉」に魅入られた一人であり、彼はこの不可思議な物語から、日本古来の伝統芸能である「能」の世界観を見出し、これらを融合することで新たな宇宙を創り上げています。物語を進行していくメゾ・ソプラノのシャルロッテ・ヘレカントによる表現豊かな歌唱と語り、それを彩るルクセンブルクの名アンサンブル「ルシリン」の精緻なアンサンブル。恐怖の中に点滅する甘美な余韻までが見事に捉えられた、緊迫の音楽劇です。

エドガー・アラン・ポーは、詩"大鴉"で、、奇妙なフレーズ「ネバーモア」(もう沢山だ)を繰り返す、未知の世に住む大鴉の侵略を描写することで、合理的な近代社会の秩序が破壊されていくプロセスを表現しました。私はこの詩を能楽の物語りに例えて、メゾソプラノとアンサンブル・ルシリンを共演させることで、モノドラマを表現しました。(細川俊夫)
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
細川俊夫:
1.エドガー・アラン・ポー「大鴉」朗読
2.大鴉 - メゾ・ソプラノと12人の奏者のためのモノドラマ

【演奏】
シャルロッテ・ヘレカント(メゾ・ソプラノ・朗読)
ユナイテッド・インストゥルメンツ・オブ・ルシリン(アンサンブル)[2]
川瀬賢太郎(指揮)[2]
【録音】
2014年10月29日・31日、アステール・プラザ(広島)

他、新譜タイトルの詳細は下記の「関連商品」をご参照ください。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年03月29日 00:00