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フライブルク・バロック・オーケストラによるヘンデルの二重協奏曲集!

ヘンデル


フライブルク・バロック・オーケストラによる、ヘンデルの二重協奏曲が登場!ヘンデルが、自作の人気合唱曲の編曲も含むかたちで編んだ豪華な編成の作品をお楽しみいただけます。

当時の作曲家が協奏曲を作曲する際には、聴衆が喜ぶようなヴィルトゥオーゾ性をちりばめたり、あるいは一般人たちが演奏できるようなものを書いたりするのが一般的でした。しかしヘンデルは、自分の作品の演奏会の合間に聴衆を楽しませるために協奏曲を書いていました。実際、ヘンデルの晩年30年の間、ヘンデルの一連の充実した協奏曲は、頌歌やオラトリオの演奏会と関連づけることができます。ヘンデルの最初のオルガン協奏曲は、もともとは1735~36年の合唱作品の演奏会の聴衆のための特典として書かれていますし、12の合奏協奏曲op.6は1739-40 年の冬のオラトリオの演奏会の券売促進に一役買いました。ここに収録された3作品は、1747-48年のオラトリオの初演演奏会時に演奏するために書かれました。

1745年のジャコバイトの反乱が終わってから、多くの軍楽隊が解かれ、オーボエ、ホルン、ファゴット奏者は街にあふれかえっていたといいます。ヘンデルはこの仕事にあふれた音楽家たちを再雇用するかたちで、管楽器のメンバーを多く必要とするふたつの合奏体のためにこれらの作品を編みました。HWV 332は1748年3月9日のオラトリオ「ヨシュア」の初演時に演奏されました。次に予定していた「アレクサンダー・バルス」の序曲を予感させるような第1楽章につづき、オラトリオ「メサイア」の楽曲’ And the glory of the Lord’(こうして主の栄光が現れ)を、声楽パートを管楽器に担当させた第2 楽章を置くなど、巧みな商才とセンスが光ります。HWV333は1748年3月23日のオラトリオ「アレクサンダー・バルス」の初演時に演奏されました。ここでもメサイアの楽曲"Lift up your heads, o ye gates"(門よ おまえたちのかしらを上げよ)の編曲も盛り込まれています。HWV 334は1747年4月のユダス・マカベアスの幕間に演奏され、こちらも他作品からの引用も含みながら、ときに水上の音楽を思わせるような響きの楽章などもあり、非常にたのしめます。

この録音では、オーケストラは2グループに分かれ、HWV334と332では、ゴルツが率いるグループが第1オーケストラを、333ではミュレヤンスが率いるグループが第1オーケストラを、という風に演奏されています。フライブルク・バロック・オーケストラの奏者が豪華に集い、極上の演奏をおたのしみいただけます。
(キングインターナショナル)

『ヘンデル:ニ重協奏曲(2つの合奏体のための協奏曲)集』
【曲目】
ヘンデル:
二重協奏曲 ヘ長調 HWV 334
二重協奏曲 変ロ長調 HWV 332
二重協奏曲 ヘ長調 HWV 333
【演奏】
フライブルク・バロック・オーケストラ
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指揮&コンサート・マスター)
ペトラ・ミュレヤンス(指揮&コンサート・マスター)
【録音】
2014年10月10-12日、テルデックス・スタジオ、ベルリン

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年01月30日 00:00