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ア・パーフェクト・サークル(A Perfect Circle1)、約14年振りのアルバム『EAT THE ELEPHANT』をリリース

A PERFECT CIRCLE

TOOLのメイナード・キーナンとギタリスト/作曲家のビリー・ハワーデルを中心に結成されたア・パーフェクト・サークル(A PERFECT CIRCLE)。約14年という長い沈黙を破り再始動した彼らの通算4作目のスタジオ・アルバム『EAT THE ELEPANT』をリリース。社会的不平等、混乱、自己中心的考え、様々な問題や懸念が渦巻く現代社会その中で今、彼らは何を語り、問いかけるのか。その答えはこの中にある。
本作『EAT THE ELEPHANT』は、元スマッシング・パンプキンズのジェイムス・イハが2004年に加わった、現ラインアップによる初めてのアルバム。ア・パーフェクト・サークルとしては、2004年の『eMOTIVe』以来となる通算4作目のスタジオ作品である。12曲が収録された本作をバンドと共にプロデュースしたのは、スレイヤーやオアシスなどとの仕事で知られるデイヴ・サーディ。ミックスも彼が手掛けている。

アルバムの資料によると、ア・パーフェクト・サークルが長い沈黙に入っていた間、何と!中心メンバーの1人であるビリー・ハワーデルは所謂”コールド・スリープ”に入っていたそう。アリゾナのウィッケンバーグにあるデイリークイーンで行われたビリーの目覚めの儀式に立ち会ったメイナードによれば、「彼が眠っていた間にプリンス、デヴィッド・ボウイ、そしてエイミー・ワインハウスが亡くなり、でも一方でクリードやスリー・ドアーズ・ダウンといったバンドがまだ元気でやっていることを知ったら、彼が回復しないじゃないかって思った。彼はTV番組<The Surreal Life>や<The Apprentice>も大好きだったんだけど、今何が起こっているのか(The Apprenticeに出演していたドナルド・トランプは、今やアメリカの大統領となっている)、とてもじゃないけど彼に伝える勇気はないね」

14年間というブランクを経て帰ってきたア・パーフェクト・サークル。しかし彼らは、決して現代的感覚を忘れている訳ではない。アルバム・タイトルの『EAT THE ELEPHANT』からも想像できるように(ちなみに共和党のシンボルは象である)、アルバム中には、論争の火種になりかねないような政治的見解が反映された曲もあるとメイナードも認めている。アルバムからは、ピアノの響きが美しい“Disillusions”、聴くものを静かなカタルシスへと誘う“Talk Talk”、そしてリード・トラックとなる、静かな導入部分から力強く畳み掛けてくる“The Doomed”の3曲が公開中。これまでの作品に比べ、繊細でメランコリックというか、ムーディなサウンドの本作だが、これには、メイナードが最近ローリング・ストーンとのインタビューで語った「耳を傾けるべきなのは、自分の内側の声だけだ」という心境が表れているのかも知れない。

 

 

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2018年02月16日 17:48

更新: 2018年02月23日 15:30