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クラブジャズ名門キンドレッド・スピリッツのメンバーが新レーベル〈スーパー・ソニック・ジャズ〉からジェフ・ギルソンのトリビュート企画が登場

Palm Unit

ビルド・アン・アークやベニー・シングスを発掘したオランダのクラブジャズ名門「キンドレッド・スピリッツ」の運営メンバーが新レーベル「スーパー・ソニック・ジャズ」を立ち上げ。

注目の第一弾リリースは、エリック・トラファズ・カルテットのフィリップ・ガルシア(ドラムス)、ユーカンダンツのリオネル・マルタン(サックス)、ル・サクル・デュ・タンパンのフレッド・エスコフィエ(キーボード)というフランスを代表する名士たちが集結した新プロジェクト「パーム・ユニット」による仏ジャズ偉人ジェフ・ギルソンのトリビュート企画。ギルソンのバンド「マラガシー」のオリジナル・メンバーだったデル・ラベンジャもゲスト参加!

ジェフ・ギルソンは、キンドレッド・スピリッツ~ジャズマンからの一連の復刻リリースや、ジャイルズ・ピーターソン、フォー・テットら各界要人たちによるアツいサポートでクラブ/レアグルーヴ・シーンでも高い人気を誇ったフランスを代表するピアニスト、コンポーザー(2012年に他界)。

ジャズマンのベスト盤でも選ばれたギルソンの代名詞ともいうべき「Chant Inca」やハル・シンガーとの「Mother Africa」、フォー・テット『LateNightTales』収録の「Valiha Del」ほか、アルバム楽曲はすべてギルソンのレパートリーで、甲乙つけがたい名曲のオンパレード。

ファラオ・サンダースのクラブ・クラシックス「Creator Has a Master Plan」のカバー(ギルソンも71年作『Malagasy』でピック)もヤバ過ぎる!

プロジェクト名の「パーム」はギルソンが自らの作品をリリースするために立ち上げた自主レーベルのレーベル名にちなんでいる。「スーパー・ソニック・ジャズ」はもちろんサン・ラー・アーケストラのあのアルバムだ!ビルド・アン・アークに対する10年代フランスからの回答ともいうべき、ジャズやクラブ・ミュージック問わず多くの音楽ファンにチェックいただきたい注目プロジェクトのデビュー・アルバムです。

掲載: 2018年02月20日 15:16