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シンク・ザ・シップ(Sink The Ship)、デビュー・アルバム『パーシヴィア』

Sink The Ship

2012年に結成されたこの4人組は、2014年にデビューEP『Reflections』、2016年に2枚目のEP『From the Bottom』を発表し、プロテスト・ザ・ヒーローやア・スカイリット・ドライブなど、様々なバンドとのライヴを重ねることによって、ファンを増やしてきた。

「2017年、シンク・ザ・シップは、再編成し、俺達が望んでいた姿のバンドになるために、休暇を取ったんだ。その間に、シャープトーン・レコーズから連絡をもらって、俺達は彼らに新曲を送り始めた。このレーベルとパートナーシップを持てて、活動を再開できて、俺達はすごく興奮してる」と、ヴォーカルのコルトン・ウレリーは言う。

フランス出身のポスト・ハードコアバンド、CHUNK! NO, CAPTAIN CHUNK!のバート・ポンセット(vo)とエリック・ポンセット(g)の二人が『パーシヴィア』のプロデュースを手がけた経緯で、ファースト・シングル「ドメスティック・ディスピュート」には、バートの怒号がフィーチャーされている。制作はフランスで行なわれ、「ドメスティック・ディスピュート」のPVも、フランスで撮影された。
「バートとエリックと、このアルバムを作れて光栄だった。全曲を聞き終えた後に、バートをフィーチャーしようっていう話が出て、「ドメスティック・ディスピュート」に決めたんだ。彼らとの仕事は、最高だった。スタジオの質ともてなしが格別だったよ」

その結果、メタルコア、ポップ・パンク、ポスト・ハードコアを絶妙にミックスした強力なデビュー盤が完成した。全15曲、「ドメスティック・ディスピュート」のアコースティック・ヴァージョン以外は、メロディアスでありつつも、強烈にヘヴィなメタルコア曲が並ぶ。だが、アコースティック曲が示すように、シンク・ザ・シップの楽曲の中枢にあるのは、非常に優れたメロディである。

地を揺るがすようなヘヴィなシャウトと天を貫くようなクリーン・ヴォーカルが交錯する、スピード感とキャッチー度満点のメタルコア・アルバム『パーシヴィア』。シンク・ザ・シップはいよいよ、その鮮烈なサウンドを世界に広めることになりそうだ。

日本語解説書封入
歌詞対訳付き

タグ : PUNK/EMO

掲載: 2018年05月18日 08:59