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ARCANA レーベル~2018年7月発売予定新譜情報(9タイトル)

ペルゴレージ

ASTRÉEレーベルを率いていたミシェル・ベルンステインが1992年に立ち上げたレーベル。エンリコ・ガッティ、アレッサンドリーニ、レツボール、バドゥラ=スコダ、フェステティチ弦楽四重奏団などを起用し、イタリア中世からバロック時代の知られざる作曲家の作品を中心にリリースしています。
今回ペルゴレージの新発見作品“ミサ曲 ニ長調”が収録されたジュリオ・プランディ指揮のペルゴレージ作品集に、キアラ・ザニーシ&ステファーノ・バルネスキによる『2台のヴァイオリンによる二重奏作品集』、バロック時代に活躍したJ.S.バッハやコレッリなど4人の作品をハープで演奏した『Unwritten 書かれたことのない…バロック時代のハープ作品集』など興味深い9タイトルが発売されます。

ペルゴレージ(1710-1736):ミサ曲 ニ長調、モテット「然るべき賛美を歌いましょう」
ジュリオ・プランディ(指揮)ギスリエーリ合唱団&コンソート

2018年の春、新聞や音楽誌を騒がせたペルゴレージの新発見作品「ミサ曲 ニ長調」。およそ300年ぶりに発見されたと話題になりましたが、実際には2016年にすでにジュリオ・プランディの指揮で演奏、録音されていました。
畢生の名作「スターバト・マーテル」を書き上げ、結核のため26歳でこの世を去ったペルゴレージは、その短い生涯の間に10曲ほどのオペラとカンタータ、器楽曲などを残しました。死後に人気が出たため、いくつもの偽作が出回りましたが、この作品は1733年から1734年頃に作曲された真作。ヨーロッパ全域の図書館に散らばっていた楽譜を音楽学者たちが継ぎ合わせて再現したものです。
アルバムにはもう1曲、ペルゴレージの知られざるモテット「Dignas laudes resonemus」を収録。ペーターゼン、フマガッリら実力派歌手をソリストに据え、2018年に創立15周年を迎えるギスリエーリ合唱団&コンソートが2つの傑作を演奏、ペルゴレージの知られざる側面を明らかにしています。
(ナクソス・ジャパン)

「SUITE CASE スーツ・ケース」ヴァイオリン二重奏~ヴィヴァルディからソッリマまで
キアラ・ザニーシ(ヴァイオリン)、ステファーノ・バルネスキ(ヴァイオリン)

「2台のヴァイオリンによる二重奏作品」は18世紀前半になって人気が上昇、多くの作曲家たちが作品を書き始めました。しかし、このジャンルを最初に手掛けたのがヴィヴァルディであることはほとんど知られていません(一説によれば、1729年から1730年、ヴィヴァルディが中央ヨーロッパの演奏旅行中に父親と演奏するために作曲した4曲の室内ソナタが最初の作品にあたるとされています)。
このアルバムには、ヴィヴァルディからテレマン、ルクレールを経て、バルトーク、ベリオに至るヴァイオリン二重奏曲を収録、そして現代イタリアの作曲家ソッリマが作曲した「SUITE CASE:ケース組曲=スーツケースのもじり」が添えられて、この“音による旅行プロジェクト”が完結する仕組みになっています。
また、このアルバムが録音された教会はモーツァルトの名曲《エクスルターテ・ユビラーテ》の初演場所であるため、最後に置かれた「アレルヤ」にてアルバムとモーツァルトの双方への敬意が表されています。
ザニーシとバルネスキは、イタリア最前線の古楽器集団で活躍する奏者たち。このアルバムでも先鋭的な感覚を生かし、作品に躍動感を持たせています。
(ナクソス・ジャパン)

『Unwritten 書かれたことのない…バロック時代のハープ作品集』~バッハ、ビーバー、コレッリ、マリーニのヴァイオリンのための作品をハープで
フローラ・パパドプーロス(二重/三重ハープ…ダリオ・ポンティッジア製)

バロック時代に活躍した4人の作品をハープで演奏した1枚。彼らが実際にハープのための曲を書くことはありませんでしたが、この時代にハープのためのレパートリーがなかったわけではありません。
このアルバムでは、優れたハープ奏者フローラ・パパドプーロスが「もし彼らがハープのための作品を書いたら」という仮定のもと、様々な研究と情報を探り、ハープとよく似たイディオムの特徴を有する楽器であるヴァイオリン曲をハープのために編曲、演奏しています。それにより音色に違ったニュアンスが生まれ、オリジナル作品にハープの響きならではの美しさが付け加えられています。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年07月03日 13:27