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シンセイナム(Sinsaenum)、セカンド・アルバム『Repulsion for Humanity』が登場

Sinsaenum

シンセイナムの活動は止まらない。早くもセカンド・アルバム『リパルジョン・フォー・ヒューマニティ』がリリース!

メンバーも変わらず、いつもの6人。「このアルバムは100%シンセイナムだ。みんなに喜んでもらおうなんていう気持ちはない。公式に従うつもりもない。もちろんラジオでプレイしてもらおうとも思っていない。アートワーク、歌詞、そして音楽。いずれの点においても商業的な妥協なんて微塵も無い」とフレデリクが言い切るとおり、今回の作品も実にヴァイオレント。「人間性の嫌悪」というタイトルにも、その意気込みが見て取れる。

本作は、過去の2つの作品とは大きく異なる点がある。フランス、アメリカ、ハンガリーと多国籍バンドであるがゆえ、基本的にはファイル交換で作品を作ってきたシンセイナムだが、今回はメンバーがフランスに集結してレコーディングを行ったのだ。

「『リパルジョン・フォー・ヒューマニティ』は、俺たちのファースト・アルバムみたいな感じで作った。フランスに行って、他のメンバーが見ている中でドラムのレコーディングをやったからね。彼らがいろいろとアイデアを出してくれたおかげで、バンドとしての曲作りができた。このアルバムは凄いよ。曲作りのクオリティが飛躍的に向上しているんだ」とは、ジョーイの弁。

もはやシンセイナムは、プロジェクトなどではない。本物のバンドなのだ。音楽的には、前作『アッシュズ』EPで完成したシンセイナム・スタイル完全開花と言えるだろう。90年代初頭のデス・メタルをベースにしつつも、ブラック・メタル的邪悪さ、ダークさがふんだんに取り込まれている。ミックスを手掛けたのは、『アッシュズ』EPのときと同様、Francis Caste。「典型的なデス・メタルや最近のメタルのアルバムとは程遠いサウンド」が、アルバムの邪悪さに拍車をかけている。

【メンバー】
フレデリク・ルクレール [ドラゴンフォース](ギター/ベース/シンセサイザー)
ジョーイ・ジョーディソン [ヴィミック/元スリップノット](ドラムス)
アッティラ・チハー [メイヘム](ヴォーカル)
ショーン・Z [ドス/キマイラ](ヴォーカル)
ステファン・ビュリエ [ラウドブラスト](ギター)
ハイモット [セト](ベース)

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2018年07月26日 16:10