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新世代ブラック・メタル・バンド=ウルサ(Ultha)Century Media Recordsとの契約後初となるアルバム『The Inextricable Wandering』

Ultha

ブラックメタル界の新勢力、ドイツのケルン発の4人組ULTHA。深紅の照明に照らされたステージでのライヴ・パフォーマンスが強烈なインパクトを残す彼らは、結成翌年にデビュー・アルバム『Pain Cleanses Every Doubt』(2015年)、そして2016年には2作目『Converging Sins』を発表。それに続く今作は、名門Century Media Recordsと契約締結後初となるアルバムだ。『TheInextricable Wandering』と冠された最新作は、前作でブラックメタルというカテゴリーを超越し、エクストリーム・メタル界隈のファンを巻き込みながら盛り上がりをみせるなかでのリリースとなる。

今作のリリースに先駆けて8月に公開されたのは、アルバム1曲目を飾る「The Avarist (Eyes Of A Tragedy)」。自由な表現スタイルにこだわり、クラシックなブラックメタルのスタイルにこだわることも、トレンドを意識することも嫌悪するバンドのリーダー=Ralph にとって、個人的なお気に入りでありながら、痛みも伴う楽曲でもあるという。作品の方向性を指し示すこの曲は演奏時間15分に迫る大抒情詩だ。

しかし、彼らにとって10分超えの楽曲は決して珍しいことではない。前作もアルバム収録曲5曲のうち3曲は10分を超える長尺曲である。これは、たとえバンドを取り巻く環境が変わろうとも、挑戦的姿勢を失わず、妥協なきモノクローム世界を啓示し続けてくれることをファンに宣言するものではないだろうか。

我々は、長きに渡りアンダーグラウンドのメタルシーンに光を当て、多くの作品を生み出してきた重要レーベル=Century Media Recordsと手を結ぶことが出来て興奮を抑えられない。レーベルとバンドはお互いに認めてあう関係であり、ULTHAが次のステップに進むには完璧な契約だ-Ralf

全6曲トータルタイム66分の圧倒的世界。漆黒のサウンドを轟かせながら、ULTHAはさらに大きな一歩を踏み出そうとしている。

 

【収録曲】
1. The Avarist (Eyes of a Tragedy)
2. With Knives to the Throat and Hell in Your Heart
3. There Is No Love, High Up In the Gallows
4. Cyanide Lips
5. We Only Speak in Darkness
6. I'm Afraid to Follow You There

【ULTHA】
Manuel (Drums)
Ralf (Guitar) ※Planksというバンドでも活動中
Ralph (Guitar/Vocals)
Andy (Electronics)
Chris (Bass/Vocals)※今作制作中に脱退

 

HR/HM

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2018年10月01日 16:11