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クルレンツィスの鍵盤奏者エメリャニチェフが指揮者デビュー!ベートーヴェン:交響曲第3番“英雄”、他

エメリャニチェフ

ムラヴィンスキーの再来?!エメリャニチェフ驚きの指揮者デビュー

先日初来日し、東京交響楽団とブラームスの交響曲第1番やベートーヴェンの「皇帝」(スティーヴン・ハフ独奏)で日本デビューを果したマクシム・エメリャニチェフ。クルレンツィスのムジカエテルナの通奏低音奏者として、モーツァルトのダ・ポンテ・オペラ三部作録音で驚くべき才気を発揮して注目されました。しかし彼はモスクワ音楽院指揮科でロジェストヴェンスキーに師事、さらにクルレンツィスのもとで研鑽を重ねるなど、現在最高の訓練を受けたサラブレッド。イタリアのイル・ポモドーロを指揮し、イタリア・バロックの声楽作品などのディスクもリリースしていますが、今回は古典派、ロマン派のドイツ作品に挑戦しました。

ニジニ・ノヴゴロド交響楽団は、ロジェストヴェンスキーがモスクワで演奏を禁じられたシュニトケ作品を初演したり、ロストロポーヴィチが指揮者デビューしたことで知られる優秀団体。今回エメリャニチェフは、フル編成ではなく室内管弦楽団まで刈り込んで録音に臨みました。

彼はオーケストラの音響効果に非常な興味を持ち、客席でどう聴こえるか細心の注意を払って楽器を配置し、その微妙な向きまでこだわるオーディオ・マニアの一面もあります。単に音響のみならず、初演当時のオーケストラの編成まで丹念に調べ、当録音でも弦楽器をそれに則した数にしたとのこと。

まず驚かされるのはテンポの速さ。それが全く自然で推進力と生命力となっています。また小編成ながら音量も造形も大きく、まさに「21世紀のムラヴィンスキー」登場かと興奮させられます。クルレンツィスに勝るとも劣らぬ才能の発見と申せましょう。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
【演奏】
マクシム・エメリャニチェフ(指揮)
ニジニ・ノヴゴロド・ソロイスツ室内管弦楽団
【録音】
2017年9月、ニジニ・ノヴゴロド

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年10月15日 00:00