コジマ録音~2018年11月発売予定新譜情報(6タイトル)
ほとんどのディスクが自社録音によるこだわりを持った音作りのもと、独立系レーベルならではの、きめ細やかな対応、演奏家とのコラボレーションを大切にした独自性あふれるCD制作を行っているレーベルです。近年はクラシック音楽、中でも現代音楽、室内楽、古楽、邦楽などを中心にレーベルを展開し、特に録音技術においては各方面より非常に高い評価を受けています。
(コジマ録音)
2018年11月新譜は6タイトルが発売予定です。
これまでの過去3作が高い評価を得ている森下唯のアルカン・アルバム第4弾や、現代音楽界に異彩を放つ作曲家・南総の新しい世界観を体験する近作4作を収録した[Second Air...]、箏奏者 山本亜美が二十五絃箏の限りなき可能性を追求した作品「きざし 美しきままに 二十五絃箏」、日本初収録となるバロック期イタリアの中枢にいた音楽家イグナツィオ・ジーバーの隠れた名作「リコーダー・ソナタ 全6曲」、通常のフルートのみから生み出される軽やかなサウンドによるクリスマス・アルバム、そして、長年にわたり広汎なヘンデル作品を紹介してきたヘンデル・フェスティバル・ジャパンによる「メサイア」を初稿版を用いて全曲録音。ソリストには波多野睦美、牧野正人なども参加。
古楽から現代音楽、クリスマス・アルバムまでバラエティ豊かな6タイトルがリリースされます。
南聡作品集[Second Air...]
クァルテット・レオーネ
佐原敦子・小杉結(Vn)、阿部哲(Va)、豊田庄吾(Vc)、有馬理絵(Cl) 大須賀かおり(Pf) 甲斐史子(Vn) 菊地秀夫(Cl) 多久潤一朗(Fl)
松本卓以(Vc)
2013年制作のCD 「Subtilitas」以降に作曲された4作品を収録した、南聡の最新盤。古典音楽の参照から生まれた近作4作が、このCDの中で1つの「ソナタ」に見立てて複雑で特異な様相で統合化している。まさに古典を怪物化させる錬金術の呈示。現代音楽界に異彩を放つ作曲家・南聡の新しい世界観を体験する一枚。
(コジマ録音)
きざし ~美しきままに 二十五絃箏~
山本亜美(二十五絃箏)
2016 年より、二十五絃箏ソロリサイタルを毎年開催し、現代音楽、即興演奏、またポップスなどノンジャンルで幅広く関わり、楽器と自身との一体化を常に念頭においている箏奏者・山本亜美(やまもと・つぐみ)。うたや語りを取り入れ声をプラスし、より自由な表現を探り、二十五絃箏の限りなき可能性を追求している。このCDにおいても、さまざまなジャンルの作曲家の作品を取り上げ、弾きながら歌う曲も2 曲含む多彩なもの。
(コジマ録音)
ジーバー リコーダー・ソナタ 全6 曲
小池耕平(リコーダー) 鴨川華子(チェンバロ) 山本徹(バロック・チェロ)
まだまだ知られているとはいえない作曲家、イグナツィオ・ジーバー(Ignazio Sieber, 1688-1761)。今回取り上げられた6曲からなるリコーダー・ソナタ集は、ジーバーのまとまった作品としては唯一現在確認できるもの。ヴィヴァルディやヴェラチーニからの影響などを受けつつ、当時としては他に類を見ない作品に仕上がっている。コレッリやヴィヴァルディと共にその中枢にいたヴィルトゥオーゾ音楽家が残した隠れた名作。
(コジマ録音)
アメイジング・グレイス ~フルート・クリスマス・コレクション~
フルートアンサンブル・トリプティーク
樋口貴子、鈴木舞、渡邉加奈
特殊管を含まない通常のフルートのみから生み出される、軽やかで洗練されたサウンド。光あふれるハーモニーで鮮やかに描かれる、クリスマスの名曲たち。2つのメドレーを含む、楽曲と楽器の魅力を引き出す名編曲も堪能できる。
(コジマ録音)
アルカン ピアノ・コレクション4《 ファウストのように》
森下唯(ピアノ)
4つの楽章がそれぞれ人生の一時期を表し、全体としてひとつの悲劇的な人生を描く《大ソナタ》と、アルカンの鋭敏で幅広い関心と哲学を象徴する小品の数々。森下唯の描くアルカン・シリーズ、第4弾。
(コジマ録音)
ヘンデル メサイア 1741 年初稿(全曲)
ヘンデル・フェスティバル・ジャパン
三澤寿喜(指揮) キャノンズ・コンサート室内管弦楽団、キャノンズ・コンサート室内合唱団
広瀬奈緒(S)、波多野睦美(Ms)、辻裕久(T)、牧野正人(Bs)
ヘンデルの最高傑作とも称される《メサイア》は、上演を重ねる度に改変が加えられたが、1741 年に完成した初稿は今日ほとんど演奏されることがない。長年にわたり広汎なヘンデル作品を紹介してきたヘンデル・フェスティバル・ジャパンが、初稿版を全曲録音。宗教作品としてのみならず広く人々に愛された傑作の素顔が、溌剌と立ち現れる。
(コジマ録音)
掲載: 2018年10月24日 00:00