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リッカルド・ミナーシ&バーゼル室内管の新録音はポルポラの“イル・ヴェルボ・イン・カルネ(クリスマス・オラトリオ)[抜粋盤]”

ミナーシ

初演以来再発見されたポルポラの傑作

18世紀イタリアの音楽家ニコラ・ポルポラ(1686-1768)。ポルポラは有力な貴族より、楽長として支援を受けて、当時3オクターブ半の音域をもったといわれる有名なカストラート歌手のファリネッリのために、数多くの歌劇を作曲しました。この作品は1747年に作曲・初演されたもので、2016年にほぼ完全な形での復興演奏が行われました。通常のクリスマス作品は、ヨゼフ、羊飼い、天使といった役によって話が進められますが、この作品ではそれぞれの歌手が「人間性」「正義」「真実」「平和」に割り当てられているというユニークなものとなっています。有名な「バッハ:クリスマス・オラトリオ」や「ヘンデル:メサイア」と比べると、教会での厳かなクリスマスの教会音楽的というよりは、まるで華やかなバロック・オペラを聴いているようかのよう。歌手らには、高度な技巧の歌唱が求められ、音楽的にも狩を模倣したホルン信号なども登場、またナポリ楽派らしい新しい書法で書かれています。

指揮者のリッカルド・ミナーシは1978年イタリア生まれ。イル・ジャルディーノ・アルモニコ、アル・アイレ・エスパノールやアカデミア・ビザンティーナ、サヴァールのオーケストラなどヨーロッパのさまざまなピリオド楽器アンサンブルのコンサートマスターをつとめ、最近ではムジカ・アンティクヮ・ローマやイル・ポモ・ドーロの指揮&リーダーを務めるだけでなく、様々な歌劇場でオペラの指揮も手掛けています。イタリア人らしい楽想豊かな応用をこの作品に吹き込み、新たな魅力を開示して見せるエキサイティングなものとして、新しい解釈で演奏されています。
この作品は、全曲演奏で3時間かかるナポリ楽派の壮大なる傑作ですが、その中から素晴らしいアリアが厳選された抜粋盤となっています。
(ソニーミュージック)
【収録予定曲】
ニコラ・ポルポラ(1686- 1768):クリスマス・オラトリオ『イル・ヴェルボ・イン・カルネ』(抜粋)
[1747年ナポリでの初演稿(ジョヴァンニ・アンドレアス・セキ編)にもとづく世界初録音]
【演奏】
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
テリー・ヴァイ(カウンターテナー)
マルティン・ファンベルク(テノール)
マルク=オリヴィエ・エッテルリ(バス)
バーゼル室内管弦楽団
リッカルド・ミナーシ(指揮)
【録音】
2016年12月5日、ハンブルク、ライスハレ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年10月26日 00:00