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CPO レーベル~2018年12月発売予定新譜情報(7タイトル)

CPO

知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。12月はCD7タイトルがリリースされます。

今回は世界初録音となるブルッフの“歌劇「ローレライ」”に、ドイツを代表するヴォーカル・アンサンブル「ジングフォニカー」が歌うクリスマス・アルバム、フランドル楽派の最後の世代に属する作曲家ジョヴァンニ・デ・マックのマドリガル集、テレマンの『クリスマス・カンタータ集第3集』、ツェルニーの“ヴァイオリン・ソナタ集”、ヨハン・クーナウの『宗教作品全集第4集』、ドイツの忘れられた作曲家ヴォイルシュの“交響曲 第4番&第5番”など、興味深い作品が揃っています。

世界初録音!
ブルッフ(1838-1920):歌劇《ローレライ》4幕(3枚組)
シュテファン・ブルニエ(指揮)、ミュンヘン放送管弦楽団

ライン川の巨大な岩の上に住む「ローレライ」。不実な男に捨てられ、川に身を投げた乙女が水の精となり、美しい声で漁師を誘惑するとされています。古くからの伝承物語であり、ハイネが書いた詩にジルヒャーが付けた曲は日本でも良く知られています。このブルッフの歌劇は、ブルッフより少し前の世代に属する詩人ガイベルの台本に基づいていますが、本来この詩はメンデルスゾーンのために書かれたもの。残念なことにメンデルスゾーンは台本に手を付けず、1861年にこの詩を読み感激した若きブルッフがガイベルに「私が作曲したい」と許可を求め、若干のテキスト変更を行い、4幕の歌劇として完成されました。古典派風の端正な響きとワーグナー風の重厚な響きが織り交ぜられた聴きごたえのある仕上がりで、これまでに録音されたことのないことが不思議なほどの作品です。主役レノーレを歌うミカエラ・カウネの魅惑的な声が聴き手を魅了します。
(ナクソス・ジャパン)

《Oh, Christmas Tree!》-おお、クリスマスツリー!
ヴォーカル・アンサンブル「ジングフォニカー」

クリスマスのひと時、それは喧噪であったり冥想であったり。この神聖かつ喜ばしい時にふさわしい音楽は、やはり美しいハーモニー。ドイツを代表するヴォーカル・アンサンブル“ジングフォニカー”はルネサンス期から現代のポップスまで見事に歌いこなすことで知られ、このアルバムでも伝統的な民謡にはじまり、バッハ作品や有名な「オー、ホーリーナイト」、プーランクの静かなモテットなど独自のアレンジを施した色とりどりのクリスマス曲を披露しています。カウンターテナーで歌われる「赤鼻のトナカイ」も聴きどころで、楽しい一夜をお約束します。
(ナクソス・ジャパン)

[Singphoniker 公式チャンネルより]

ジョヴァンニ・デ・マック(1548-1614):マドリガル集
マーガレット・ハンター(ソプラノ)、アヒム・シュルツ(テノール)

フランドル楽派の最後の世代に属する作曲家ジョヴァンニ・デ・マック。生涯のエピソードはほとんど知られていませんが、幸いにも数多くの作品が残されています。なかでも生前高く評価されたのがマドリガル集であり、初期の作品は保守的なローマスタイルで書かれていますが、晩年になるにしたがって半音階的な手法が目立つかなり実験的な作品も書かれています。このアルバムに収録されているのは、彼が死去する1年前にヴェネツィアで出版された曲集から採られたマドリガルであり、多くのテキストはアルカディア神話によるもので、人間の悲しみや絶望、喜びなどの感情が豊かに表現されています。曲間には独奏オルガンのための小品が組み入れられており、アルバムとしてのまとまりも追求されています。
(ナクソス・ジャパン)

テレマン(1681-1767):クリスマス・カンタータ集 第3集
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)、ケルン・アカデミー

1730/31年のクリスマス・シーズン用にテレマンがハンブルクの教会のために作曲した3曲のオラトリオと、1744年にニュルンベルクで出版されたカンタータ1曲を収録したアルバム。ハンブルクの教会には8人の声楽家と約20人の器楽奏者がいたといい、テレマンは彼らの持てる力を縦横に駆使、贅沢な響きを持つオーダーメードの作品を書くことができました。このオラトリオもその恩恵を存分に受けており、大きな想像力と巧みな芸術的手腕による大作として仕上がっています。歌い手たちは人間や神だけでなく擬人化された“真実”や“愛”などの多彩な役割を受け持ち、生き生きとした言葉を駆使して壮麗な音楽を創り上げています。テレマンを得意とするヴィレンズとドイツ屈指のバロック歌手たちによる素晴らしい演奏です。
(ナクソス・ジャパン)

ツェルニー(1791-1857):ヴァイオリン・ソナタ集
コーリャ・レッシング(ヴァイオリン)、他

バッハやテレマンなど古典派作品も得意としながら、近現代の作品でも素晴らしい才能を発揮しているヴァイオリニスト、コーリャ・レッシング。研究熱心な彼は新しいレパートリーの発掘に意欲的で、これまでにもヤルナッハやゲンミンゲンなど、ほとんど演奏されることのない作品を次々と録音し、話題を提供してきました。今回は近年注目が高まっているツェルニーのほとんど知られていないヴァイオリン・ソナタを録音。ツェルニー研究家として知られるピアニスト、アントン・クェルティの協力を得てツェルニーの作品番号が付されていない2つのレアな作品を演奏し、カタログに華を添えています。1807年に作曲されたとされる(1850年の説もある)流麗な大ソナタ、1848年に作曲された円熟のソナタ・コンチェルタンテの2曲は、「ピアノ練習曲の作曲家」として知られるツェルニーのイメージを塗り替えるほどのインパクトを持っています。
(ナクソス・ジャパン)

ヨハン・クーナウ(1660-1722):宗教作品全集 第4集
グレゴール・マイヤー(指揮)、オペラ・ムジカ、カメラータ・リプシエンシス

ライプツィヒで法学を学んだ後、ツィッタウでオルガニストとして活躍、やがてライプツィヒに戻り、聖トーマス教会のオルガニストに就任。1701年にはシェッレの後任としてトーマスカントルの地位に就いたヨハン・クーナウ。鍵盤音楽作曲家としては「聖書ソナタ」のような先鋭的な作品を書きましたが、教会音楽の分野では保守的な立ち位置を守ったとされています。しかし、作曲年代が不明な作品も多く、時には彼の真作ではないとされるものもかなりあり、本当の姿を知ることは今のところ不可能です。このアルバムに収録されている曲の中で、彼の真作である可能性が高いのは「Ach Gott,wie lässt Du mich verstarren」と「Gott hat uns nicht gesetzt zum Zorn」の2曲の葬送歌ですが、他の曲もバッハ、ヘンデルやテレマンと並ぶ、当時の教会音楽の典型的な様式による華やかさを備えています。
(ナクソス・ジャパン)

ヴォイルシュ(1860-1944):交響曲 第4番&第5番、他
トーマス・ドルシュ(指揮)、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団

ドイツの忘れられた作曲家ヴォイルシュの交響曲集。若い頃からオルガニストとして活躍、作曲家としては生涯保守的な作風を守り、以前リリースされた第3番(777923)と第2番(777744)と同じように、ドイツ・バロック期の音楽からの影響と、ロマン派特有の和声を融合させた作品を書き"ブラームスの後継者"と言われた人です。とはいえ、このアルバムに収録された後期から晩年の2曲の交響曲、とりわけ第4番の第1楽章と最終楽章では、新しい作風を模索したかのような、新古典派風の挑戦的な旋律が現れます(調性を逸脱することはありません)。第5番にも、ブラームス風の雄大な作風の中に、時折前衛的な響きを聴くことができます。ヴォイルシュ最晩年に書かれたチェロ協奏曲風の“ゲーテの「ファウスト」より庭園の情景”もロマンティックで美しい旋律に満ちています。
(ナクソス・ジャパン)

2018年11月発売分はこちら>>>

2018年10月発売分はこちら>>>

2018年9月発売分はこちら>>>

2018年7月発売分(8月に延期になりました)はこちら>>>

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年11月06日 00:00