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パトリツィア・コパチンスカヤがAlphaレーベルからリリースした3タイトルが国内仕様盤化!

alpha

2019年1月から2月にかけ、ソロ・リサイタルをへてテオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナの初来日公演に協奏曲ソリストとしても登場するヴァイオリニスト、パトリツィア・コパチンスカヤ。Alphaレーベルからリリースしている人気作3タイトルを日本語解説付きの国内仕様盤で発売いたします!
(タワーレコード)

DEUX ふたり・ふたつ~ヴァイオリンとピアノ、東のほうと西のほう~
パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)、ポリーナ・レシチェンコ(ピアノ)

2018年にリリースされたばかりのコパチンスカヤ最新版は、2019年1月の来日プログラムが続々収録されているだけでなく、共演者まで来日タッグ通りという注目必至の内容。
テーマは「2」...二重奏アルバムということもありますが、そこにはラヴェルとプーランクというフランス近代きっての作曲家にたいし、ドホナーニとバルトークというハンガリー屈指の作曲家たちの音楽が対置されている……つまり東と西のヨーロッパ両世界が交わるところ、というニュアンスも込められているようです。
さらにはプーランク作品をオマージュとして捧げられたスペインの詩人ガルシア・ロルカのフラメンコ愛、ラヴェル「ツィガーヌ」でのロマ音楽への憧憬など、クラシック世界と民俗音楽世界という二つの世界の接点がここにある、といったメッセージ性も強く感じさせます。
実際コパチンスカヤは故郷モルドヴァでも指折りの民俗音楽プレイヤーを両親に、民俗的な音楽世界を深く感じながら育ってきた演奏家。かたやレニングラード(現サンクトペテルブルク)出身のレシチェンコはギロリフやマルグリスら名匠たちの薫陶を受けてきたあと、アルゲリッチの激賞による世界的注目をへて躍進つづきの活躍をみせてきた俊才。縦横無尽のピアニズムは、野趣あふれるコパチンスカヤの感性の向こうを張るにふさわしい存在感がきわだちます。
迫力と洗練のはざまをゆくバルトーク作品の存在感が、優美なフランス近代のイメージを一新するプーランクやラヴェルでの名演と絶妙なコントラストをなすプログラム、演奏史は塗り替わりつづけるのだとあらためて実感させられる1枚です。
(ナクソス・ジャパン)


[Alpha Classics 公式チャンネルより]

シューベルトの弦楽四重奏曲「死と乙女」
パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)、セントポール室内管弦楽団

2017年、クラシック室内楽&小編成アルバム部門でみごとグラミー賞に輝いたコパチンスカヤ近年の痛快ヒット作。
シューベルトの四重奏曲「死と乙女」という数々の団体が演奏しつくしてきた傑作をとりあげながら、まったく新鮮な感覚でこの有名曲の知られざる美に驚かされつづけるプログラムは、まさに世界的な受賞に輝いただけのことはある充実度というほかありません。
ビザンティン聖歌(コパチンスカヤは幼少の頃、故郷モルドヴァで正教教会の礼拝を聴いて育ったそうです)やダウランドの「涙」、ジェズアルドの不協和音ぶくみのマドリガーレなどルネサンス期の傑作なども弦楽編成で演奏、さらに現代作曲家クルターグの小品も交えて、作品の前と楽章のあいだにさまざまな音楽をはさみながら弦楽合奏で演奏されてゆく『死と乙女』は、コパチンスカヤが首席奏者&ソリストとして共演するセントポール室内管弦楽団の精妙かつスリリングな演奏とあいまって、まるで今そこで作曲されたばかりの音楽のように感じられることでしょう。
ブックレット解説(国内仕様は日本語訳付)では冒頭にシューベルトが歌曲版の歌詞に用いたマティアス・クラウディウスの詩が掲げられ、死神と若き乙女という中世にまで遡るモチーフを話題の発端に、コパチンスカヤ自身がプログラムを語った解題を寄稿。
セントポール室内管のメンバーへのインタビューもあり、多角的に音楽を解き明かしてゆく内容になっています。21世紀型のクラシック演奏の魅力がここに凝縮されているといってよいでしょう。
(ナクソス・ジャパン)


[Alpha Classics 公式チャンネルより]

TAKE TWO ヴァイオリニストとふたりで~ヴァイオリンとさまざまな音の二重奏、中世から現代まで~
パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン、バロック・ヴァイオリン、声)、他

2019年1月から2月にかけ、ソロ・リサイタルをへてテオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナの初来日公演に協奏曲ソリストとしても登場するパトリツィア・コパチンスカヤ。
両親はともに旧ソ連モルドヴァきっての民俗音楽奏者で、オイストラフとシェフチークに連なる中東欧の演奏伝統をひく教育を受けたあと、ファジル・サイやギドン・クレーメル、ハインツ・ホリガーといった大物たちと渡りあいながら、主に近現代作品での痛快にきわだった解釈で頭角をあらわしました。
その一方でフィリップ・ヘレヴェッヘとピリオド奏法でのベートーヴェン協奏曲を録音、バロック以前の音楽への思いがけない適性も披露。NAÏVEやECMでの録音も高い評価を受け、めざましい躍進が世界的に知れわたった2015年、満を持してAlphaレーベルに登場した最初のアルバムがこの「TAKE TWO ~ヴァイオリニストとふたりで」。
娘アリスへのプレゼントとして、自身が共演してきたさまざまな楽器の敏腕奏者たちとの二重奏ばかりを集めた小品集で、ブックレットは多くの一流奏者たちのアーティスト写真で知られるマルコ・ボルググレーヴェが全面協力した書籍風の仕様。
収録作品それぞれが「娘アリスへの説明」という体裁できわめて明快かつ的確に解説されており(国内仕様は日本語訳付)、中世写本からバロックをへて現代にいたる数々の作品や作曲家たちの世界へ向かう、未知分野への格好のイントロダクションにもなる1枚に仕上がっています。
しかも個々の作品はその分野をよく知る人にとっても新鮮な解釈で、たとえばチェンバロとトイピアノを併用したマルティヌーや通奏低音即興が添えられたバッハ「シャコンヌ」など、よく知っていたはずの世界がまったく斬新に塗り替えられてゆく驚きも……冒頭数十秒の超・前衛的なイニシエーションを越えた先には、驚くほどなじみやすくもエキサイティングな音の冒険が待ちかまえています。
Alphaレーベル新時代を代表する傑作盤、堂々の国内仕様カタログ復活です。
(ナクソス・ジャパン)


[Alpha Classics 公式チャンネルより]

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年11月16日 00:00