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CPO レーベル~2019年1月発売予定新譜情報(7タイトル)

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今回は世界初録音となるオーストリアの作曲家ハンス・ガル(1890-1987)の“歌劇「夜の歌」”に、アンサンブル「ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス」によるルネサンス時代に北ヨーロッパで活躍していた作曲家の厳選アルバムを4枚組BOXに。さらにフリードリヒ・エルンスト・フェスカとフランツ・ダンツィの「詩篇集」、カール・ライネッケの「弦楽四重奏曲集」、ハイドンと同世代に活躍したドイツの作曲家、イグナツ・フォン・べ-ケによる“ピアノ五重奏曲&弦楽四重奏曲”、フランス歌劇作曲家ボワエルデューの「序曲集とピアノ協奏曲」など、興味深い作品が揃っています。

世界初録音!
ハンス・ガル(1890-1987):歌劇《夜の歌》Op.23(2枚組)
アンドレアス・ホッツ(指揮)、オスナブリュック交響楽団

オーストリアに生まれ、ウィーン大学で音楽学を専攻し、ウィーン音楽アカデミー、ウィーン大学で教師として後進の指導にあたっていたハンス・ガル。名声を確立し始めた矢先に、ユダヤ系であったためにウィーンを追われ、イングランドに移住した後は教師、指揮者として活躍し97歳でこの世を去るまで当地で暮らしました。作曲家としてのガルは、生涯に渡って敬愛したブラームスに倣い、半音階技法などモダンな形式を用いることのない端正で古典的な作品を書き続けました。ガル自身が「劇的バラード」と題したこの歌劇《夜の歌》は1933年に初演されたものの、以降演奏されることなく忘れられてしまい、今回のオスナブリュック歌劇場の公演は84年ぶりの蘇演となります。12世紀のパレルモを舞台に、シチリア王女の揺れ動く感情が描かれたこの作品は、リヒャルト・シュトラウスを思わせるロマンティックで美しい音楽に満ちています。
(ナクソス・ジャパン)

フランソワ=アドリアン・ボワエルデュー(1775-1834):序曲集とピアノ協奏曲
ハワード・グリフィス(指揮)、スイス・イタリアーナ管弦楽団

歌劇《白衣の婦人》で知られるフランス歌劇作曲家ボワエルデュー。ベートーヴェンと同世代であり、古典派からロマン派への橋渡しの役割を担った人として知られています。器楽作品も書いていますが、やはり彼の本領は歌劇。1793年に最初の歌劇《罪ある娘》の上演が成功したことで、次々と歌劇場から作品の依頼が舞い込み、生涯40作以上の歌劇を発表。その地位を不動のものとしました。このアルバムには6曲の歌劇の序曲と、珍しいピアノ協奏曲を収録。親しみ易い旋律が存分に盛り込まれた序曲は、思わず全曲を聴いてみたくなるほどの出来ばえ。また1792年に初演された「ピアノ協奏曲」は、その流麗な作風から“フランスのモーツァルト”と称えられたという名作です。
(ナクソス・ジャパン)

フリードリヒ・エルンスト・フェスカ(1789-1826)&フランツ・ダンツィ(1763-1826):詩篇集
ベルンハルト・ゲルトナー(指揮)、カメラータ2000

1807年6月8日、ドイツの都市カールスルーエにおいて新しいルター派教会の礎石が置かれ、1816年に教会が完成した暁には盛大な祝賀会が開かれました。そして教会完成から100年を経た2016年、カールスルーエに関わりの深い2人の作曲家、ダンツィとフェスカによる「詩篇」の演奏を行い2つの大切な機会を祝したのです。ダンツィは1812年からカールスルーエ宮廷楽団の音楽監督を務めており、その楽団に在籍していたのがフェスカでした。ダンツィの作品はモーツァルトを思わせる18世紀の伝統を受け継ぐ端正な風情をもっていますが、フェスカの作品は華麗で息の長い旋律が朗々と歌われるロマン派寄りの作風。教会の完成までに要した10年間で、音楽の様式が劇的に変化したことを意識させる興味深い選曲です。設立100周年を迎えるカールスルーエ・バッハ合唱団の輝かしい合唱でお楽しみください。
(ナクソス・ジャパン)

現代のルネサンス~ヴェーザー=ルネサンスの宮廷音楽
マンフレッド・コルデス(指揮)、ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス

ルネサンス音楽から初期バロック音楽まで、ユニークな演奏を聴かせるブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス。指揮者マンフレッド・コルテスによる丁寧な作品研究による熟達した演奏は、15世紀から17世紀の音楽を知る上でも資料的価値としても重要な意味を持っています。2018年は彼らが活動を始めて25周年にあたり、これまでリリースした25枚以上のアルバムから、ルネサンス時代に北ヨーロッパで活躍していた作曲家の作品を4枚セレクト。お求めやすい価格のBOXにいたしました。
(ナクソス・ジャパン)

カール・ライネッケ(1824-1910):弦楽四重奏曲集(2枚組)
ラインホルト四重奏団

1824年に生まれ、86歳という長寿を得た作曲家ライネッケ。生涯に出版された曲だけでも300を超える多作家であり、作風は基本的にシューマンやブラームス風でありながらも、書かれた時代の様式を忠実に反映しています。彼の5曲の弦楽四重奏曲は、活動の初期から晩年までの時代をすべてカバーしており、ライネッケが追求した音楽がコンパクトに凝縮されています。ライネッケは音楽学者の父に影響されて、幼い頃からベートーヴェンやモーツァルト作品を研究していたといい、1846年に出版された第1番は古典的な端正さに若々しい情熱が融合された完成度の高いもの。以降、番号を追うに従いスタイルが熟成されていくのが手に取るようにわかることでしょう。古典派からロマン派の作品を得意とするラインホルト四重奏団の演奏です。
(ナクソス・ジャパン)

イグナツ・フォン・べ-ケ(1733-1803):ピアノ五重奏曲&弦楽四重奏曲
ディオゲネス弦楽四重奏団、他

ハイドンと同世代に活躍したドイツの作曲家、イグナツ・フォン・べ-ケ。卓越した技巧を持つピアニストであり、若い頃"七年戦争"に従軍し、終戦後の1775年にはミュンヘンで19歳のモーツァルトに出会い、ピアノ演奏の腕を競ったことでも知られています。この弦楽四重奏曲集は前作(999509)に続く第2集となるアルバムで、アンサンブルはアリオーソ四重奏団からディオゲネス四重奏団に移り、違った表現を楽しむことができます。ピアノ五重奏曲は、完全にピアノに比重が置かれており、輝かしい音色を生かした調和のとれた作品に仕上がっています。
(ナクソス・ジャパン)

アウグスト・エベンハルト・ミュラー(1767-1817):フルート協奏曲集
タチアナ・ルーラント(フルート)、ティーモ・ハンドシュ(指揮)、プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団

ドイツ、ノルトハイムでオルガニストの父のもとに生まれたミュラー。8歳でオルガンの公開演奏を行い、多くの同時代の先人たちの薫陶を受けながら、マグデブルク、ライプツィヒ他、各地のオルガニストを務めました。演奏者としてはJ.S.バッハ作品を得意としていましたが、作曲家としてはウィーン古典派音楽を擁護し、自身の作品もモーツァルトやベートーヴェンを思わせる流麗で端正な雰囲気を有しています。ピアノやフルートのための作品が多く(交響曲は残されていない)、フルート協奏曲は全11曲あり、どれもが可憐な輝きを放っています。フルートを演奏しているルーラントは、前作のライネッケ作品(777949)で新設された「Opus Classic2018」賞を獲得した、今、最も注目される奏者の一人です。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年11月30日 00:00